AN 763: インテル® Arria® 10 SoCデバイスのデザイン・ガイドライン

ID 683192
日付 8/14/2020
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ドキュメント目次

4.3.2.2. 必要なHPSブートクロック周波数の検討

インテル® Arria® 10 SoCデバイスは、10から50MHzのデフォルトのブート・クロック・モードおよび、より高速なブート・クロック・モードをサポートします。

より高速なブートクロック周波数を使用するには、CSELヒューズをデフォルトの設定の0x0から、0x70xEの間の任意の値に変更します。この設定により、ブートROMコードで、外部オシレーターの速度に応じてHPS PLLをより速い周波数で動作するようにコンフィグレーションすることができます。

詳細は、Intel Arria 10 Hard Processor System Technical Reference Manualの付録「Booting and Configuration」で、Clock Selectの章を参照してください。

ガイドライン: 0x7から0xEのCSEL値で有効にされる高速なブートクロックの周波数が必要な場合、HPSでは、VCCL_HPSの電圧を最低0.95Vにし、ブートエラーやシステムの不安定性に関する問題を防ぐ必要があります。

HPSのVCCL_HPSとFPGA電源に個別の電源レールが使用されている限り、FPGA電源のVccは、必要に応じて (デバイスの消費電力の低減に向けて) 0.9Vにすることも可能です。

CSELヒューズが0x0に設定されるデフォルトのブートモードでは、VCCL_HPS電圧を0.9Vにすることができます。