5.1.1. 目的
5.1.2. ソフトウェア開発プラットフォームのコンポーネントの構築
5.1.3. アプリケーションに向けたオペレーティング・システムの選択
5.1.4. Linuxに向けたソフトウェア開発プラットフォームの構築
5.1.5. ベアメタル・アプリケーションに向けたソフトウェア開発プラットフォームの構築
5.1.6. パートナーOSまたはRTOSに向けたソフトウェア開発プラットフォームの構築
5.1.7. ブート・ローダー・ソフトウェアの選択
5.1.8. 開発、デバッグおよびトレースに向けたソフトウェア・ツールの選択
5.1.9. ボードの立ち上げに関する考慮事項
5.1.10. ブートおよびコンフィグレーションに関するデザインの考慮事項
5.1.11. フラッシュ・デバイス・ドライバーに関するデザインの考慮事項
5.1.12. HPS ECCに関するデザインの考慮事項
5.1.13. セキュリティーに関するデザインの考慮事項
5.1.14. エンベデッド・ソフトウェアのデバッグとトレース
4.3.3.2. 電源ピンの接続と電源
ガイドライン: AN 738: Intel Arria 10 Device Design Guidelinesの「Power Pin Connections and Power Supplies」の章で示されているガイドラインに従います。
Intel Arria 10 GX, GT and SX Device Family Pin Connection Guidelinesの「Arria 10 SX Pin Connection Guidelines」の章で示されている インテル® Arria® 10 SoCデバイスに関するガイドラインに従います。
ガイドライン: PDN (電源供給ネットワーク) の設計時は、電源の最大過渡電流のランプ時間を考慮します。
PDN Toolを使用し、コア・ファブリックのVCC電源に対してアプリケーションのPDNに必要なターゲット・インピーダンスを計算する際は、Core Clock FrequencyとCurrent Ramp Up Periodパラメーターを使用して、VCCの最大過渡電流のランプ時間をモデル化します。この手順により、デフォルトのステップ関数解析に対してターゲット・インピーダンスの要件が緩和されるため、より少ないデカップリング・コンデンサーでより効率的なPDNを得ることができます。
最初の過渡電流の推定値は、EPEスプレッドシートから取得することができます。また、デザインが完成に近づいた段階では、 インテル® Quartus® PrimeのPower Analyzer Analysis Toolを使用することで、より正確な解析を行うことが可能です。
詳細は、デバイス固有の電源供給ネットワーク (PDN) ツール2.0ユーザーガイドを参照してください。
ガイドライン: HPS MPUの最大クロック周波数をオーバードライブします。
インテル® Arria® 10 SoCデバイスは、HPS MPUのオーバークロックをサポートします。
達成可能な最大MPU周波数、デバイスのスピードグレードとHPS電源のオーバードライブ・レベルに関する要件については、インテルArria 10デバイス・データシートを参照してください。