AN 763: インテル® Arria® 10 SoCデバイスのデザイン・ガイドライン

ID 683192
日付 8/14/2020
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ドキュメント目次

4.3.3.2. 電源ピンの接続と電源

ガイドライン: AN 738: Intel Arria 10 Device Design Guidelinesの「Power Pin Connections and Power Supplies」の章で示されているガイドラインに従います。

Intel Arria 10 GX, GT and SX Device Family Pin Connection Guidelinesの「Arria 10 SX Pin Connection Guidelines」の章で示されている インテル® Arria® 10 SoCデバイスに関するガイドラインに従います。

ガイドライン: PDN (電源供給ネットワーク) の設計時は、電源の最大過渡電流のランプ時間を考慮します。

PDN Toolを使用し、コア・ファブリックのVCC電源に対してアプリケーションのPDNに必要なターゲット・インピーダンスを計算する際は、Core Clock FrequencyCurrent Ramp Up Periodパラメーターを使用して、VCCの最大過渡電流のランプ時間をモデル化します。この手順により、デフォルトのステップ関数解析に対してターゲット・インピーダンスの要件が緩和されるため、より少ないデカップリング・コンデンサーでより効率的なPDNを得ることができます。

最初の過渡電流の推定値は、EPEスプレッドシートから取得することができます。また、デザインが完成に近づいた段階では、 インテル® Quartus® PrimePower Analyzer Analysis Toolを使用することで、より正確な解析を行うことが可能です。

詳細は、デバイス固有の電源供給ネットワーク (PDN) ツール2.0ユーザーガイドを参照してください。

ガイドライン: HPS MPUの最大クロック周波数をオーバードライブします。

インテル® Arria® 10 SoCデバイスは、HPS MPUのオーバークロックをサポートします。

達成可能な最大MPU周波数、デバイスのスピードグレードとHPS電源のオーバードライブ・レベルに関する要件については、インテルArria 10デバイス・データシートを参照してください。