5.1.1. 目的
5.1.2. ソフトウェア開発プラットフォームのコンポーネントの構築
5.1.3. アプリケーションに向けたオペレーティング・システムの選択
5.1.4. Linuxに向けたソフトウェア開発プラットフォームの構築
5.1.5. ベアメタル・アプリケーションに向けたソフトウェア開発プラットフォームの構築
5.1.6. パートナーOSまたはRTOSに向けたソフトウェア開発プラットフォームの構築
5.1.7. ブート・ローダー・ソフトウェアの選択
5.1.8. 開発、デバッグおよびトレースに向けたソフトウェア・ツールの選択
5.1.9. ボードの立ち上げに関する考慮事項
5.1.10. ブートおよびコンフィグレーションに関するデザインの考慮事項
5.1.11. フラッシュ・デバイス・ドライバーに関するデザインの考慮事項
5.1.12. HPS ECCに関するデザインの考慮事項
5.1.13. セキュリティーに関するデザインの考慮事項
5.1.14. エンベデッド・ソフトウェアのデバッグとトレース
4.3.2.1. デバイスの消費電力とHPS性能の検討
インテル® Arria® 10 SoCデバイスでは、HPS (VCCL_HPS) により高い電源電圧 (0.9Vに対して0.95V) を供給することにより、より早い速度でHPSを動作させることができます。
HPS MPUのオーバークロック機能に関しては、 インテル® Arria® 10デバイス・データシートを参照し、達成可能な最大MPU周波数、およびデバイスのスピードグレードとHPS電源のオーバードライブ・レベルに関する要件を確認してください。
FPGAの電力はVCC電源から取得され、0.9Vまたは0.95Vにすることができます。FPGAとデバイスI/Oの電源は、デバイスの消費電力の大部分を占めています。
ガイドライン: ボードで0.95Vの電源レールを供給できるようにし、HPS (VCCL_HPS) とFPGA (VCC) には個別の電源レールを提供します。
VCCとVCCL_HPSに個別の電源レールを提供することにより、次のような柔軟性を得ることができます。
- より低い消費電力を求める場合は、VCC=VCCL_HPS=0.9Vに設定します
- より高い性能を求める場合は、VCC=VCCL_HPS=0.95Vに設定します
- HPSの性能を最大限にする一方でデバイスの総消費電力を抑える最適なバランスを求める場合は、VCC=0.9V、VCCL_HPS=0.95Vに設定します