AN 763: インテル® Arria® 10 SoCデバイスのデザイン・ガイドライン

ID 683192
日付 8/14/2020
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ドキュメント目次

3.3.4. 内部クロック

HPSのクロック・コンフィグレーションのプランニング・ガイドラインの説明に従いHPSのクロックのコンフィグレーションを検証後、ソフトウェアの制御下でHPSのクロックの設定を実装する必要があります。これは通常、ブート・ローダー・ソフトウェアによって行われます。また、HPSとFPGA間でリファレンス・クロックを転送するためのガイドラインにも従う必要があります。

ガイドライン: HPSとFPGA間でPLLをカスケード接続しないでください。

FPGAとHPS間でPLLをカスケード接続することは特性評価されていません。ジッター解析を行わない限り、FPGAとHPSのPLLをチェーン接続しないでください。HPSからの出力クロックは、FPGAのPLLに供給することを目的にしていません。

ソフトウェアの制御下でHPSのPLLおよびクロックを管理するには特定の要件があります。

SoC EDSによって提供されるブート・ローダー・ソフトウェアは、HPSのPLLおよびクロックを管理するための要件をすべて満たしています。独自のブート・ローダー・ソフトウェアを開発する場合は、関連するドキュメントを参照してください。

関連するドキュメント

詳細は、Intel Arria 10 Hard Processor System Technical Reference Manualの「Clock Manager」の章を参照してください。また、必要なソフトウェア・フローに関しては、特定のペリフェラルとサブシステムの章を参照してください。

HPSのPLLの周波数を最終的な値にランプするための要件に関しては、Intel Arria 10 SX Device Errata and Design Recommendationsの「Correct Sequence Required When Raising HPS PLL Frequency」の章を参照してください。