インテル® Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: タイミング・アナライザー

ID 683243
日付 1/31/2023
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ドキュメント目次

2.5.1.18. 時間借用データレポート

タイミング・アナライザーの Reports > Timing Slack > Report Timing... コマンドを実行し、時間借用データを示すレポートを生成することができます。同等のスクリプトコマンドは report_timing です (特定の引数とともに使用)。

タイミング・アナライザーは、借用が発生している位置 (送信先または送信元) に応じて、Data Arrival Path または Data Required Path の時間借用データを報告します。

図 77. 送信先での時間借用のレポート次のレポートは、Data Required Path で 100ps が借用されていることを示しています。入力パスではセットアップ・スラックが改善されますが、出力パスではセットアップ・スラックが悪化します。
図 78. 送信元での時間借用のレポート次のレポートは、Data Arrival Path で 100ps が借用されており、出力パスのセットアップ関係が悪化していることを示しています。