インテル® Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: タイミング・アナライザー

ID 683243
日付 1/31/2023
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ドキュメント目次

2.6.2. SDC ファイルの優先順位

作成した .sdc ファイルをプロジェクトに追加し、フィッティングおよびタイミング解析時に読み込まれるようにします。フィッターおよびタイミング・アナライザーは、.qsf に表示される順序で .sdc ファイルを処理します。.sdc.qsf にない場合、 インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアは、<current revision>.sdc という名前の .sdc をプロジェクト・ディレクトリーで検索します。
注: インテル FPGA IP では、IP の RTL と SDC 制約を単一の .ip ファイルにパッケージ化します。そのため、プロジェクトの .qsf 内には、含まれている .ip ファイルに SDC 制約のリファレンスがパッケージ化されている場合があります。
図 93. .sdc ファイルの優先順位

Settings > Timing Analyzer をクリックし、 プロジェクトの .sdc ファイルの処理順序を追加、削除、または変更します。詳細は、ステップ 1: タイミング・アナライザーの設定を指定 に示されています。

インテル® Quartus® Prime Text Editor を使用して .sdc ファイルを作成する場合、プロジェクトにファイルを追加するオプションの Add file to the project は、ファイルを保存する際にデフォルトで有効になります。他のエディターを使用して .sdc ファイルを作成する場合は、ファイルをプロジェクトに追加する必要があります。

.sdc ファイルには、タイミング制約コマンドのみを含める必要があります。タイミング・ネットリストの操作やコンパイルを制御する Tcl コマンドは、別の Tcl スクリプトに含まれている必要があります。

注: read_sdc コマンドを引数なしでコマンドラインに入力すると、タイミング・アナライザーは HDL ファイルに埋め込まれている制約を読み込み、その後 .sdc ファイルの優先順位に基づき .sdc ファイルを読み込みます。