インテル® Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: タイミング・アナライザー

ID 683243
日付 1/31/2023
Public

このドキュメントの新しいバージョンが利用できます。お客様は次のことを行ってください。 こちらをクリック 最新バージョンに移行する。

ドキュメント目次

2.5.1.19. 例外レポートおよび例外範囲レポート

タイミング・アナライザーの Reports > Constraint Diagnostics > Report Exceptions... コマンドでは、デフォルトのタイミング解析条件に対する例外をすべて報告することができます。例外は、Set False PathSet Multicycle PathSet Minimum Delay、または Set Maximum Delay コマンドで指定され、対応する Tcl コマンドは、set_false_pathset_multicycle_pathset_min_delay、および set_max_delay です。

図 79. Report Exceptions Reachability レポート

同様に、Reports > Constraint Diagnostics > Report Exceptions Reachability... をクリックすると、プロジェクトの例外制約の範囲を示すことができます。このレポートを使用すると、制約が完全に適用されるか部分的に適用されるか、オーバーライドされるか、および制約で送信元ノードと送信先ノードに到達可能かを、提供される「到達可能性」のパーセンテージによって判断することができます。到達可能性は、制約が適用されるパスの割合です。到達可能性が低いと、制約が広すぎる可能性があることを示しており、多くの無関係のアイテムをカバーしている可能性があります。到達可能性が高いと、例外のターゲットが非常に絞られていることを示しています。