インテル® Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: タイミング・アナライザー

ID 683243
日付 1/31/2023
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ドキュメント目次

1.2.1.2. タイミングパス

タイミングパスは、2 つのデザインノードを接続します (レジスターの出力と別のレジスターの入力など)。

タイミングパスのタイプを理解することは、タイミング・クロージャーおよび最適化において重要です。タイミング・アナライザーは、次のパスを識別して解析します。

  • エッジパス - ポートからピン、ピンからピン、ピンからポートへの接続
  • クロックパス - デバイスポートまたは内部生成クロックピンからレジスターのクロックピンへの接続
  • データパス - シーケンシャル要素のポートまたはデータ出力ピンから別のシーケンシャル要素のポートまたはデータ入力ピンへの接続
  • 非同期パス - 別のシーケンシャル要素のポートまたは非同期ピンからの接続 (非同期リセットや非同期クリアなど)
    図 3. タイミング・アナライザーで一般的に解析されるパスのタイプ

デザインのさまざまなパスを識別する他にも、タイミング・アナライザーは、クロックの特性を解析し、単一のレジスター間パスの任意の 2 つのレジスター間におけるワーストケースの要件を計算します。クロックの特性を解析する前に、デザインのすべてのクロックを制約する必要があります。