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インテルのみ表示可能 — GUID: mwh1410383586459
Ixiasoft
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1.2.3. クロックのホールド解析
タイミング・アナライザーは、各セットアップ関係に対して 2 つのホールドチェックを実行します。最初のホールドチェックでは、現在の起動エッジで起動するデータが前のラッチエッジでキャプチャーされないことを確認します。2 番目のホールドチェックでは、次の起動エッジで起動するデータが現在のラッチエッジでキャプチャーされないことを確認します。存在し得るホールド関係の中から、タイミング・アナライザーは最も制限のあるホールド関係を選択します。最も制限のあるホールド関係とは、ラッチエッジと起動エッジ間の差が最小のホールド関係のことであり、それによってレジスター間パスの最小許容遅延が決まります。次の例の場合、タイミング・アナライザーは、2 つのセットアップ関係 (セットアップ A とセットアップ B) とそれぞれのホールドチェックにおける最も制限のあるホールド関係として、ホールドチェック A2 を選択します。
タイミング・アナライザーのホールドチェックでは、データ到着時間の計算に最小遅延を使用し、データ所要時間の計算に最大遅延を使用します。