F タイルのアーキテクチャーと PMA および FEC Direct PHY IP のユーザーガイド

ID 683872
日付 6/26/2023
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ドキュメント目次

2.2.5. トポロジー

F タイルでサポートされるプロトコルでは、EMIB、PMA、およびストリームを関連するハード IP に使用します。マルチプロトコル F タイルデザインのハード IP では PMA と EMIB を共有するため、ハード IP、PTP 対応ポート、および帯域幅のさまざまな組み合わせをサポートするには、PMA と EMIB の特定のペアが必要になります。このペアは、トポロジーと呼ばれます。F タイルは、15 の事前定義されているトポロジーをサポートします。それらのトポロジーには、それぞれに異なる制約があります。F タイルのデザインではすべて、これらのトポロジーの 1 つに従う必要があります。1 つのトポロジーから別のトポロジーに動的にリコンフィグレーションすることはできません。ダイナミック・リコンフィグレーションは、トポロジー内でのみ許可されます。

次のデザインについての考慮事項に基づきトポロジーを選択します。

  • PCIe* が必要である
  • IEEE 1588 高精度時間プロトコルポートが必要である
  • FHT PMA レーンが必要である

複数のハード IP を実装する必要がある場合は、要件を満たすトポロジーがあるかを確認します。

  • F タイルのデザインですべてのタイルリソースを使用しない場合は、要件を満たすトポロジーが複数存在する可能性があります。
  • 複数のトポロジーが要件を満たす場合は、利用可能な PMA とストリームが最も多いトポロジーを選択し、最大数のハード IP を実装できるようにします。
  • F-Tile Channel Placement Tool を使用し、デザインをプランニングします。このツールは、各トポロジーで利用可能な PMA、ストリーム、および EMIB の位置を示します。
表 11.  F タイルのトポロジー
トポロジー PCIe* ハード IP 400G ハード IP 200G ハード IP
利用可否 コンフィグレーション 利用可否 コンフィグレーション 利用可否 コンフィグレーション 4
PMA PTP PMA 数 ストリーム数 PMA 数 ストリーム数
1 1x PCIe* x16 なし なし なし なし なし なし
2 2x PCIe* x8 なし なし なし なし なし なし
3 1x PCIe* x16 FHT あり 4 4 なし なし
4 4x PCIe* x4 なし なし なし なし なし なし
5 なし FHT なし 4 16 8 8
6 なし FHT あり 4 16 6 6
6a なし FGT (4) + FHT (4) あり 8 16 6 6
7 1x PCIe* x4 FHT あり 4 16 なし なし
8 1x PCIe* x8 FHT あり 4 10 なし なし
9 2x PCIe* x4 FHT あり 4 10 なし なし
10 なし FGT なし 8 16 8 8
11 なし FGT あり 8 16 6 6
12 1x PCIe* x8 FGT あり 8 11 なし なし
13 2x PCIe* x4 FGT あり 8 11 なし なし
14 1x PCIe* x4 FGT あり 8 16 なし なし
15 なし FGT あり 16 16 なし なし
次に例を示します。
  • トポロジー 2: 2x PCIe* x8
    • PCIe* ハード IP は、 PCIe* x8 のポート 2 つを実装します。
    • この F タイルに他のプロトコル・インターフェイスを実装することはできません。
    • 400G ハード IP と 200G ハード IP を利用することはできません。
  • トポロジー 3: 1x PCIe* x16 + 400G ハード IP (FHT) 、PTP 使用は、トポロジー 1: 1x PCIe* x16 のスーパーセットです。つまり、ターゲットの実装がトポロジー 1: 1x PCIe* x16 で機能する場合は、トポロジー 3: 1x PCIe* x16 + 400G ハード IP (FHT)、PTP 使用でも機能することを意味します。

  • トポロジー 6a はトポロジー 6 と 11 の混合版です。このトポロジーでは、4 つの FHT PMA と 4 つの FGT PMA (Quad2) による 400G ハード IP の混合トランシーバー・モードを使用します。このトポロジーにおいて、200G ハード IP は、7 つの FGT PMA (Quad0: 0-3 および Quad1: 0-2) で 150G の最大データレートをサポートします。

4 200G ハード IP では、PMA はすべて FGT であり、PTP は利用できません。