F タイルのアーキテクチャーと PMA および FEC Direct PHY IP のユーザーガイド

ID 683872
日付 6/26/2023
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ドキュメント目次

3.7. カスタム拍生成ポートとロジック

システム PLL クロックモードを使用している場合は、カスタム拍生成 (CCG) ポートとロジックのユースケースで説明されているユースケースに対して、Custom cadence generation (CCG) ports and logic パラメーターを有効にする必要があります。CCG ロジックを有効にすると、システム PLL クロックモードを使用している際に、データパスのオーバークロックによって TX PMA インターフェイス FIFO がオーバーフローしないようになります。

表 74.  カスタム拍生成 (CCG) ポートとロジックのユースケース
コンフィグレーション データパスのクロックモード システムPLLの周波数 Custom Cadence Generation (CCG) Ports and Logic を有効にする
PMA Direct PMA 該当なし いいえ
PMA Direct システム PLL PMA パラレルクロック周波数に等しい。PMA パラレルクロック周波数とシステム PLL 周波数の間の PPM はなし。つまり、PMA とシステム PLL のリファレンス・クロック・ソースは同じ。37 いいえ
PMA Direct システム PLL PMA パラレルクロック周波数よりも大きい。 はい
FEC Direct システム PLL PMA パラレルクロック周波数に等しい。PMA パラレルクロック周波数とシステム PLL 周波数の間の PPM はなし。つまり、PMA とシステム PLL のリファレンス・クロック・ソースは同じ。 いいえ
FEC Direct システム PLL PMA パラレルクロック周波数に等しい。PMA パラレルクロック周波数とシステム PLL 周波数の間の PPM あり。つまり、PMA とシステム PLL のリファレンス・クロックは異なる。 はい
FEC Direct システム PLL PMA パラレルクロック周波数よりも大きい。 はい

Custom cadence generation (CCG) ports and logic を有効にすると、tx_cadencetx_cadence_fast_clktx_cadence_slow_clk ポートが F-Tile PMA/FEC Direct PHY Intel® FPGA IP で利用できるようになります。CCG ロジックは、tx_cadence_fast_clk および tx_cadence_slow_clk 入力を使用し (PMA インターフェイス FIFO のステータスは監視しません)、tx_cadence 出力信号を生成します。tx_cadence を使用して、TX PMA インターフェイスのデータ有効ビットをアサートまたはデアサートする必要があります。このビットは、TX パラレルデータのビットの 1 つです。パラレルデータのマッピング情報 を参照してください。

表 75.  tx_cadence_fast_clk と tx_cadence_slow_clk の接続
コンフィグレーション TX の倍幅転送を有効にする 推奨される接続
PMA Direct はい
  • tx_cadence_fast_clk を System PLL Clock Div2 に接続
  • tx_cadence_slow_clk をワードクロック/2 またはボンディング・クロック/2 に接続
PMA Direct いいえ
  • tx_cadence_fast_clk を System PLL Clock に接続
  • tx_cadence_slow_clk をワードクロックまたはボンディング・クロックに接続
FEC Direct はい
  • tx_cadence_fast_clk を System PLL Clock Div2 に接続
  • tx_cadence_slow_clk をユーザークロックに接続 (DIV 66 または DIV 68)
37 システム PLL のクロックモードで PMA Direct を使用する場合に、PMA とシステム PLL のリファレンス・クロックが異なるクロックソースから提供されている場合は、システム PLL の周波数を PMA パラレルクロックの周波数と等しくすることはできません。システム PLL の周波数は、PPM を含めて、可能な限り最速の TX および RX PMA クロック以上にする必要があります。