インテルのみ表示可能 — GUID: rey1602521836610
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2.1.2. 400G ハード IP および 200G ハード IP
F タイルは、400G ハード IP と 200G ハード IP をサポートします。400G ハード IP は、最大 4 個の FHT PMA または 16 個の FGT PMA とインターフェイス接続し (一度に 1 つ)、200G ハード IP は、最大 8 個の FGT PMA とインターフェイス接続します (Quad0 と Quad1)。
インテル® Quartus® Prime プロ・エディションのバージョン 23.1 以降、F タイルは混合トランシーバー・モードをサポートします。これは、400G ハード IP が最大 4 個の FHT PMA と 4 個の FGT PMA (Quad2) にインターフェイス接続するものです。
400G ハード IP と 200G ハード IP は、フラクチャーに分けることができます。フラクチャーのビルディング・ブロックはストリームです。
- ストリームは、1 つの EMIB を 1 つの PMA に接続するデータパスの論理表現です。よって、1 つのストリームは 1 つの EMIB にマッピングされ、最大 32Gbps のデータを備えます。1 つの PMA で最大 4 つのストリームを接続することができます。
- PMA の幅により、使用するストリーム数が決定します。幅が 32 以下の PMA では、それぞれ 1 つのストリームを使用します。幅が 64 の PMA では、それぞれ 2 つのストリームを使用します。幅が 128 の PMA では、それぞれ 4 つのストリームを使用します。次に例を示します。
- 10GbE では、単一のストリームが必要
- 4 つの 10Gbps PMA で実行される 40GbE の場合は、4 つのストリームが必要
- 53Gbps PAM4 には 64 の PMA 幅が必要なため、2 つのストリームが必要
- 100Gbps PAM4 には 128 の PMA 幅が必要なため、4 つのストリームが必要
- 次の「ハード IP のフラクチャーとストリーム」の図を参照してください。
- 400G ハード IP では、Stream0 から Stream15 が EMIB_23 から EMIB_8 にそれぞれマッピングされます。
- 200G ハード IP では、Stream0 から Stream7 がEMIB_7 から EMIB_0 にそれぞれマッピングされます。
<st as an abbreviation of stream>_x<number of streams in the fracture>_<index number>例えば、 st_x2_2 フラクチャーは、インデックス番号 2 の最大 32Gbps データの 2 つのストリームを結合します。
400G ハード IP の各フラクチャーには、MAC、PCS、および FEC が含まれます。200G ハード IP の各フラクチャーには、PCS と FEC が含まれます。400G ハード IP は、200G ハード IP のスーパーセットです。MAC、または 200Gbps を超える帯域幅が必要な場合は、400G ハード IP を使用します。サポートされるデータレートに関しては、PMA のデータレートを参照してください。
フラクチャー・タイプ | 400G ハード IP (MAC、PCS、FEC) | 200G ハード IP (PCS、FEC) | プロトコル例 | ||
---|---|---|---|---|---|
フラクチャー数 (n) | フラクチャーあたりのストリームと EMIB 数 | フラクチャー数 (n) | フラクチャーあたりのストリームと EMIB 数 | ||
st_x1 | 16 | 1 | 8 | 1 | 9.8Gbps PMA Direct 10GbE-1 IEEE イーサネット 25GbE-1 IEEE イーサネット 16G ファイバーチャネル 32G ファイバーチャネル |
st_x2 | 8 | 2 | 4 | 2 | 50GbE-1 および 50GbE-2 IEEE イーサネット 50GbE-1 および 50GbE-2 Ethernet Technology Consortium 64G ファイバーチャネル |
st_x4 | 4 | 4 | 2 | 4 | 40GbE-4 IEEE イーサネット 100GbE-1、100GbE-2、100GbE-4 IEEE イーサネット 100GbE-2 Ethernet Technology Consortium 100G Interlaken (RS-FEC 付き) 128G ファイバーチャネル |
st_x8 | 2 | 8 | 1 | 8 | 200GbE-2、200GbE-4、200GbE-8 IEEE イーサネット 200GbE-4 Ethernet Technology Consortium |
st_x16 | 1 | 16 | 該当なし | 該当なし | 400GbE-4 IEEE イーサネット 400GbE-8 Ethernet Technology Consortium 400G FlexO |
コンフィグレーション | MAC (400G ハード IP 専用) |
PCS (8b/10b なし) |
FEC | PMA | プロトコル例 |
---|---|---|---|---|---|
400G ハード IP でサポートされる | |||||
フルハード IP (MAC あり) | はい | はい | オプション | FHT または FGT | イーサネット |
400G ハード IP および 200G ハード IP でサポートされる | |||||
PCS Direct | 使用されない | はい | オプション | 400G ハード IP の場合は FHT または FGT 200G ハード IP の場合は FGT |
CPRI (Common Public Radio Interface) 24G |
FlexE | 使用されない | はい (64b/66b エンコーダー/デコーダーのバイパス) | オプション | 400G ハード IP の場合は FHT または FGT 200G ハード IP の場合は FGT |
FlexE |
Open Transport Network (OTN) | 使用されない | はい (64b/66b エンコーダー/デコーダーおよびスクランブラーのバイパス) | オプション | 400G ハード IP の場合は FHT または FGT 200G ハード IP の場合は FGT |
OTN |
FEC Direct | 使用されない | 使用されない | はい | 400G ハード IP の場合は FHT または FGT 200G ハード IP の場合は FGT |
Interlaken 300G-6、32G ファイバーチャネル、64G ファイバーチャネル |
PMA Direct | 使用されない | 使用されない | 使用されない | 400G ハード IP の場合は FHT または FGT 200G ハード IP の場合は FGT |
CPRI (低データレート)、HDMI (High-Definition Multimedia Interface)、SDI (シリアル・デジタル・インターフェイス)、JESD204B/C |
400G ハード IP と 200G ハード IP では、さまざまなフラクチャーの組み合わせを使用することができます。フラクチャーを使用すると、同じストリームを共有する左右のフラクチャーを使用できなくなります。例えば、400G ハード IP の場合、 st_x8_0 および st_x16_0 のフラクチャーでは 8 つのストリーム (Stream0 から Stream7) を共有します。また、 st_x2_0 および st_x8_0 のフラクチャーでは 2 つのストリーム (Stream0 と Stream1) を共有します。
よって、400G ハード IP で st_x8_0 を使用すると、次のフラクチャーが使用できなくなります。
- st_x16_0
- st_x4_0
- st_x4_1
- st_x2_0 - st_x2_3
- st_x1_0 - st_x1_7
また、200G ハード IP で st_x2_0 を使用すると、次のフラクチャーが使用できなくなります。
- st_x8_0
- st_x4_0
- st_x1_1
- st_x1_0