F タイルのアーキテクチャーと PMA および FEC Direct PHY IP のユーザーガイド

ID 683872
日付 6/26/2023
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ドキュメント目次

3.3.1. データパスのオプション (全般と共通)

F-Tile PMA/FEC Direct PHY Intel® FPGA IP のインスタンスは、アプリケーションに合わせてパラメーター値を指定し、カスタマイズすることができます。パラメーターは、各機能ブロックと特性ごとに、次に示しているセクションにまとめられています。

図 61.  F-Tile PMA/FEC Direct PHY Intel® FPGA IP のパラメーター・エディター
表 28.  データパスのオプション (全般と共通)
パラメーター 詳細
General
Number of system copies 1 から 16

独立しているシステムコピーの総数を指定します。

例えば、この値を 2 (またはそれ以上) に設定し、同じ PMA のコンフィグレーションで、同じ PMA/FEC モードのコンフィグレーションの複数のコピーを作成することができます。このコンフィグレーションは複製され、特定のデザイン例で同じコンフィグレーションの 2 つの PMA レーンが作成されます。デフォルト値は 1 です。

Common Datapath Options
PMA type

FGTFHT

使用する PMA のタイプを指定します。FGT PMA は、最大 58.125Gbps の PMA で動作可能です。FHT PMA は、最大 116Gbps で動作可能です。デフォルトは FGT です。
FGT PMA configuration rules

BasicOTNCPRIGPONSDISONETSATAUSB

FGT PMA のプロトコル・コンフィグレーション規則を選択します。このパラメーターは、PMA 内の個々のパラメーターを正しく設定するための規則を管理します。PMA の特定の機能は、特定のプロトコル・コンフィグレーション規則でのみ使用することができます。このパラメーターはプリセットではありません。目的のプロトコルとアプリケーションのニーズに合わせて、他のすべてのパラメーターを正しく設定する必要があります。
Number of PMA lanes 124681216 ボンディング・グループ内の PMA レーンの総数を指定します。例えば、値が 4 の場合は、同じグループに 4 つの PMA レーンがボンディングされ、同じボンディング・クロックを共有していることを意味します。値が 1 の場合は、システム・ボンディングがないことを意味します。値の 6 および 12 は、PMA Direct モードでのみサポートされます。デフォルト値は 1 です。
Datapath clocking mode

PMA

System PLL

PMA パラレルクロックまたはシステム PLL のいずれかを、TX/RX データパスへのクロック提供に使用することを指定します。Enable RS-FEC をオンにしている場合、もしくはダイナミック・リコンフィグレーションを予定している場合は、システム PLL を使用する必要があります。デフォルト値は System PLL です。
System PLL frequency 31.25 から 1000 システム PLL のクロック周波数 (MHz) を指定します。データパスのクロックモードにシステム PLL を選択している場合に適用されます。デフォルト値は 830.08 です 23
PMA mode

Duplex

TX Simplex

RX Simplex

PMA の動作モードを指定します。TX シンプレックスと RX シンプレックスは、独立したレートで動作することが可能です。デフォルト値は Duplex です。
PMA modulation type PAM4NRZ シリアルデータに使用する変調タイプを指定します。デフォルト値は PAM4 です。

PMA data rate

25781.25 PMA のデータレートを Mbps (メガビット/秒) 単位で指定します。デフォルト値は 25781.25 です。
PMA parallel clock frequency Data rate / PMA Width PMA パラレルクロックの周波数を表示します。これは、PMA データレートを PMA インターフェイス幅で割って取得します。MHz で表示されます。デフォルト値は Data rate / PMA Width です。PMA パラレルクロックの周波数は、Word Clock および Bond Clock に適用されます。
PMA width 81016203264128 PMA データ幅を指定します。128 ビットは FHT でのみサポートされます。PMA データ幅は、PMA 結合ストリーム (PMA ボンディング) の総数を指定します。次に例を示します。
  • 8、10、16、20、および 32 ビットのデータ幅では、1 つの PMA ストリーム (PMA ボンディングなし)
  • 64 ビットでは、2 つの PMA 結合ストリーム
  • 128 ビットでは、4 つの PMA 結合ストリーム
デフォルト値は 64 です。
Enable RX de-skew when available On/Off RX のデスキュー機能を有効にします。この機能は、次の場合にのみ利用可能です。
  • PAM4 で PMA 幅 64 または 128 を使用している場合の PMA Direct モードのシングルレーン。また、PAM4 で PMA 幅 64 または 128 を使用している場合のマルチレーン。
  • FEC Direct モードの 64 ビットまたは 128 ビット (NRZPAM4 の両方を有効にしている)。マルチレーン (Number of PMA lanes が 1 より大きい場合) でのみサポートされます。
デフォルト値は On です。
Enable simplified TX data interface On/Off SATA および USB プロトコルモードの FPGA と PMA 間の簡略化されたデータおよびコントロール・インターフェイスを有効にします。FGT PMA configuration rules パラメーターが SATA または USB に設定されている場合は、このオプションを有効にして fgt_tx_pma_elecidle ポートを制御することができます。詳細は、TX PMA のコントロール信号を参照してください。
Provide separate interface for each PMA On/Off

オンの場合、PMA/FEC Direct PHY IP は、幅の広いバスではなく、各 PMA レーンに個別のデータとクロックのインターフェイスを提供します。

デフォルト値は Off です。この機能の影響を受けない信号の一覧については、信号とポートのリファレンス を参照してください。

注: Enable RS-FEC オプションがオンになっている場合、各 PMA では、Provide separate interface for each PMA オプションを使用しての個別インターフェイスは使用することができません。
23 リファレンス・クロックとシステム PLL の使用に関しては、F-Tile Reference and System PLL Clocks Intel FPGA IP 使用時のガイドライン を参照してください。