F タイルのアーキテクチャーと PMA および FEC Direct PHY IP のユーザーガイド

ID 683872
日付 6/26/2023
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ドキュメント目次

2.4.1.1. FHT のリファレンス・クロック・ネットワーク

FHT PMA には、2 つのリファレンス・クロック (refclk[0]refclk[1]) があります。これらはどちらも、4 つの FHT PMA からアクセスすることができます。refclk[0]refclk[1] は、異なる周波数にすることができます。周波数の範囲は 100 から 200MHz で、連続範囲になります。

FHT のリファレンス・クロック・ネットワークに示すように、FHT には 6 つの PLL があります。

  • 2 つの共通 PLL (4 つのレーンすべてに接続している): PLLA、PLLB
  • 4 つのレーン PLL (4 レーンすべてに対してレーンごとに 1 つのPLL): TX PLL

パフォーマンスを最適化するため、FHT には、共通 PLL とレーン PLL の間にカスケードされている PLL スキームがあり、共通 PLL でよりクリーンなクロックをレーン PLL に提供します。

  • 共通 PLL およびレーン PLL は、整数モードとフラクショナル・モードをサポートします。ただし、対応するレーン PLL がフラクショナル・モードの場合は、共通 PLL をフラクショナル・モードにすることはできません。次の表を参照してください。
  • 共通 PLL の 1 つでマイクロコントローラーを駆動します。この共通 PLL を駆動するリファレンス・クロックは、F タイルの動作全体にわたって提供され、安定している必要があります。
  • 共通 PLL では、2 つのクロック周波数 (100 および 156.25MHz) を生成します。これらは、レーン PLL に向かいます。この 2 つのうちの 1 つを選択し、レーン PLL を駆動する必要があります。
表 20.  レーン PLL のモードと共通 PLL のモードのサポートされる組み合わせ
レーン PLL のモード 対応する共通 PLL のモード サポートの有無
整数 整数 サポートされる
整数 フラクショナル サポートされる
フラクショナル 整数 サポートされる
フラクショナル フラクショナル サポートされない
図 49. FHT のリファレンス・クロック・ネットワーク
表 21.  FHT のリファレンス・クロック
FHT のリファレンス・クロック 方向 アクセス可能な FHT PMA システム PLL にアクセス可能か
refclk[0] 入力 FHT0FHT1FHT2FHT3 いいえ
refclk[1] 入力 FHT0FHT1FHT2FHT3 いいえ