F タイルのアーキテクチャーと PMA および FEC Direct PHY IP のユーザーガイド

ID 683872
日付 6/26/2023
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ドキュメント目次

2.2.7. クロックの規則と制約

  • F-Tile Reference and System PLL Clocks Intel® FPGA IPRefclk #i is available at and after device configuration パラメーターを有効にしている場合、FPGA のコンフィグレーションには、安定して動作するリファレンス・クロックがシステム PLL および FGT PMA に必要です。詳細は、 デバイスのコンフィグレーション時およびコンフィグレーション後に Refclk #i をアクティブにするためのガイドライン を参照してください。
    注: リファレンス・クロックが安定している場合は、リファレンス・クロックが Intel Agilex® 7 FPGAs and SoCs Device Data Sheet: F-Series and I-Series で示されている仕様を満たしていることを意味します。
  • FHT PMA レーンのパフォーマンス低下を防ぐには、安定して動作するリファレンス・クロックを FHT PMA に提供し、FPGA をコンフィグレーションする必要があります。
  • リファレンス・クロックは、接続しているハード IP のリセットを解除する前に起動し、安定している必要があります。
  • システム PLL のリファレンス・クロックは、起動後に安定している必要があります。このリファレンス・クロックは、デバイスの動作時に常に提供されている必要があり、切断しないようにします。これを満たすことができない場合は、デバイスをリコンフィグレーションする必要があります。
    注: システム PLL リファレンス・クロックを一時的に喪失すると、最初のデバイス・リコンフィグレーションを試みた際に失敗することがあります。これが発生した場合は、2 回目の FPGA リコンフィグレーションを試みてください。
  • FHT PMA を駆動するリファレンス・クロックは、起動後に安定している必要があります。このリファレンス・クロックは、動作時に常に提供されている必要があり、周波数を変更したり、切断したりしないようにします。これを満たすことができない場合は、デバイスをリコンフィグレーションする必要があります。
  • 2 つの隣接する FHT レーンのボーレートまたはライン周波数は、完全に同じである (同じリファレンス・クロックで駆動され、同じリファレンス・クロックに同期しているトランスミッター・ファミリーから信号を受信している)、もしくは、少なくとも 2,000ppm 離れている必要があります。これは、レーン間の相互作用をなくすためです。
  • 同じ FEC コアに配置されている各ハード IP インスタンス (例えば、FEC を備える 25GbE、FEC を備える CPRI 24G、および 50GbE FEC Direct など) では、同じシステム PLL を使用する必要があります。
  • IEEE 1588 高精度時間プロトコルを実行する各イーサネット・ハード IP インスタンスでは、同じシステム PLL を使用する必要があります。
  • 同じインターフェイスの一部を構成するレーン (例えば、400GbE の 8 レーンなど) ではすべて、同じシステム PLL を使用する必要があります。
  • TX シンプレックスと RX シンプレックスでは、双方が PMA Direct の PMA クロックモードを使用していない限り、同じシステム PLL を使用する必要があります。
  • システム PLL は動的にリコンフィグレーションしないでください。さらに、システム PLL の入力および出力クロック周波数を動的にリコンフィグレーションしないでください。これに違反する場合は、デバイスをリコンフィグレーションする必要があります。
  • ダイナミック・リコンフィグレーション・グループに割り当てられているすべてのハード IP では、同じシステム PLL を使用する必要があります。
  • 29Gbps から 32Gbps の NRZ データレートには、システム PLL のクロックモードを使用する必要があります。