F タイルのアーキテクチャーと PMA および FEC Direct PHY IP のユーザーガイド

ID 683872
日付 6/26/2023
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ドキュメント目次

2.4.1.2. FGT とシステム PLL のリファレンス・クロック・ネットワーク

FGT PMA には 10 個のリファレンス・クロックがあります。FGT リファレンス・クロックのうちの 8 個 (refclk[0] - refclk[7]) は入力ポートとしてコンフィグレーションすることができます。残りの 2 つの FGT リファレンス・クロックは双方向です。FGT リファレンス・クロックの周波数の範囲は 25 から 380MHz です (HDMI 専用の場合は 25 から 100MHz)。

refclk[0] から refclk[7] は、システム PLL のリファレンス・クロックとして共有することもできます。詳細は、システムPLL を参照してください。システム PLL のリファレンス・クロック周波数の範囲は、100 から 380MHz です。

FGT とシステム PLL のリファレンス・クロックには、3 つのタイプがあります。

  • グローバル・リファレンス・クロックには、4 つの FGT クアッドからアクセス可能です
  • リージョナル・リファレンス・クロックには、2 つのクアッドからアクセス可能です
  • ローカル・リファレンス・クロックには、1 つのクアッドからアクセス可能です

グローバルおよびリージョナル・リファレンス・クロックは、システム PLL からもアクセス可能です。詳細は、次の表を参照してください。

FGT クアッドに広がるハード IP では、すべてのクアッドからアクセス可能なリファレンス・クロックを使用する必要があります。例えば、 PCIe* x16 では、refclk[2]refclk[3]refclk[4]refclk[5] のみを使用することができます。

図 50. FGT とシステム PLL のリファレンス・クロック・ネットワーク
表 22.  FGT とシステム PLL のリファレンス・クロック
FGT とシステム PLL のリファレンス・クロック タイプ 方向 FGT PMA にアクセス可能か アクセス可能な FGT クアッド システム PLL にアクセス可能か アクセス可能なシステム PLL
refclk[0] リージョナル 入力 はい Quad0Quad1 はい システム PLL 1、2、3
refclk[1] リージョナル 入力 はい Quad0Quad1 はい システム PLL 1、2、3
refclk[2] グローバル 入力 はい Quad0Quad1Quad2Quad3 はい システム PLL 1、2、3
refclk[3] グローバル 入力 はい Quad0Quad1Quad2Quad3 はい システム PLL 1、2、3
refclk[4] グローバル 入力 はい Quad0Quad1Quad2Quad3 はい システム PLL 1、2、3
refclk[5] グローバル 入力 はい Quad0Quad1Quad2Quad3 はい システム PLL 1、2、3
refclk[6] リージョナル 入力 はい Quad2Quad3 はい システム PLL 1、2、3
refclk[7] リージョナル 入力 はい Quad2Quad3 はい システム PLL 1、2、3
refclk[8] ローカル 入力または出力 14 はい Quad2 いいえ 該当なし
refclk[9] ローカル 入力または出力14 はい Quad3 いいえ 該当なし
14 出力としてコンフィグレーションされている場合、出力ピンは、(アクセス可能なクアッドの) 4 つの FGT PMA の 1 つから RX リカバリークロックを提供します。この FGT PMA は、ランタイムに手動で選択することができます。
  • この RX リカバリークロックは、それぞれの PMA がデータへのロック (LTD) を達成すると有効になります。
  • このコンフィグレーションの主なユースケースは CPRI プロトコルです。サポートされるリカバリークロックの周波数に関しては、 F-Tile CPRI PHY Intel® FPGA IP User Guide を参照してください。