インテル® Quartus® Prime プロ・エディションのユーザーガイド: デザインの推奨事項

ID 683082
日付 8/03/2023
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ドキュメント目次

2.2.3.6. 同期クロックイネーブルの使用

クロックドメインを同期的にオフにするには、同期クロックイネーブル信号を使用します。FPGAはクロックイネーブル信号を効率的にサポートしており、すべてのデバイスレジスターで利用可能な専用のクロックイネーブル信号があります。

このスキームでは、クロック・ネットワークがトグルを続けるため、ソースでクロックをゲーティングするほど消費電力は削減されませんが、一連のレジスターを無効にすることで、ゲート使用クロックと同じ機能を実行します。各レジスターのデータ入力の前にマルチプレクサーを挿入し、新しいデータをロードする、もしくはレジスターの出力をコピーします。

図 15. 同期クロックイネーブル

インテル® Stratix® 10デバイスに向けてデザインを行う際は、高ファンアウトのクロックイネーブル信号がHyper-Retimerで達成可能なパフォーマンスを制限する可能性があることを考慮します。具体的な推奨事項については、 インテル® Stratix® 10高性能デザイン・ハンドブックを参照してください。