インテル® Quartus® Prime プロ・エディションのユーザーガイド: デザインの推奨事項

ID 683082
日付 8/03/2023
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ドキュメント目次

2.5.4. デザイン・アシスタントからのクロスプローブ

Locate Nodeコマンドのほかにも、デザイン・アシスタントでは、違反に関連する個々のデザイン・オブジェクトをクロスプローブすることができます。一部の重要な規則に関して、デザイン・アシスタントでは、 インテル® Quartus® Primeのタイミング・アナライザーおよびその他のデザイン視覚化ツールに対する完全な違反のクロスプローブ機能を提供します。

例えば、規則TMC-20210 - Paths Failing Setup Analysis with High Routing Delay Added for Hold (ホールドに追加された大きな配線遅延によってセットアップ解析に不合格なパス) の場合、違反を右クリックして Report Timing (Extra Info) をクリックすると、タイミング・アナライザーGUIでパスを特定することができます。

規則に違反しているインスタンスから インテル® Quartus® Primeデザイン視覚化ツールで違反元を特定することもできます。デザイン視覚化ツールには、RTL Viewer、Resource Property Viewer、Technology Map Viewer、Chip Plannerなどがあります。デザインファイル内で違反元を特定することもできます。

デザイン・アシスタントからのクロスプローブにより、根本原因をより迅速に特定し、デザインに悪影響をおよぼす規則違反を解決することができます。