インテル® Quartus® Prime プロ・エディションのユーザーガイド: デザインの推奨事項

ID 683082
日付 8/03/2023
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ドキュメント目次

1.6.6. 巡回冗長検査機能

CRCの計算は、通信プロトコルおよびストレージデバイスで多用され、データの破損を検出しています。 これらの計算機能は非常に効果的で、破損データが32ビットのCRCチェックに合格する可能性は非常に低くなっています。

CRCの機能は通常、幅の広いXORゲートを使用してデータを比較します。合成ツールがこれらのXORゲートをフラット化および分解してロジックをFPGA LUTに実装する方法は、デザインの領域およびパフォーマンスの結果に大きく影響します。XORゲートにはキャンセル・プロパティーがあり、非常に多くの合理的な分解の組み合わせが作成されます。そのため、合成ツールがデフォルトで常に最良の結果を選択できるとは限りません。

このようなデザインでは、6入力ALUTには4入力LUTに比べて大きな利点があります。適切に合成することで、CRCを処理するデザインは6入力ALUTを備えるデバイスで高速に実行することができます。

次に示されているガイドラインは、インテルFPGAデバイスにおけるCRCデザインの結果の品質向上に役立ちます。