インテル® Quartus® Prime プロ・エディションのユーザーガイド: デザインの推奨事項

ID 683082
日付 8/03/2023
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ドキュメント目次

1.2. HDLでのIPコアのインスタンス化

インテルでは、パラメーター化が可能なIPコアを提供しています。このIPコアは、インテル FPGAデバイス・アーキテクチャーに最適化されています。独自のロジックをコーディングするのではなくIPコアを使用すると、貴重な設計時間の節約になります。

さらに、 インテルが提供するIPコアは、より効率的なロジック合成とデバイス実装を提供します。IPコアのサイズをスケーリングし、パラメーターを設定してさまざまなオプションを指定します。IPコアをHDLファイルのコードで直接インスタンス化するには、他のモジュール、コンポーネント、またはサブデザインの場合と同様に、IPコアの名前を呼び出し、そのパラメーターを定義します。または、IP Catalog (Tools > IP Catalog) およびパラメーター・エディターのGUIを使用して、簡単にIPコアのバリエーションをカスタマイズすることができます。例えば、次のようなIPコアを推論またはインスタンス化し、デバイス・アーキテクチャーの機能を最適化することができます。

  • トランシーバー
  • LVDSドライバー
  • メモリーおよびDSPブロック
  • フェーズ・ロック・ループ (PLL)
  • ダブルデータ・レート入出力 (DDIO) 回路

メモリーやDSP機能などの一部のロジック機能タイプでは、IPコアをインスタンス化する代わりに、デバイス固有の専用アーキテクチャー・ブロックを推論することができます。 インテル® Quartus® Primeの合成は、特定のHDLコードの構造を認識し、適切なIPコアを自動的に推論する、もしくはデバイスアトムに直接マッピングします。