インテル® Quartus® Prime プロ・エディションのユーザーガイド: デザインの推奨事項

ID 683082
日付 8/03/2023
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ドキュメント目次

1.6.6.3. ブロックのマージに代わる個別のCRCブロックの使用

合成ツールでCRCデザインの最適化を試みる際は通常、リソースを共有し、XORロジックの分解オプションによる2つの異なるCRCブロックにおける重複を抽出することにより行われます。

CRCロジックは大幅な削減が可能ですが、これはコンパイラーがCRC機能を個別に最適化する場合に最も効果があります。共通のデータ信号で駆動される、または同じ宛先をもつ信号を供給する異なるCRC機能があるデザインでは、重複の抽出動作を確認します。

デザインの結果の品質が良くなく、2つのCRC機能でロジックを共有している場合は、次のいずれかの方法により、ブロックが独立して合成されるようにすることができます。

  • 階層コンパイル・デザイン・フローで、各CRCブロックを個別のデザイン・パーティションとして定義する
  • サードパーティー製の合成ツールで各CRCブロックを個別のプロジェクトとして合成し、それぞれに個別のVerilog Quartus Mapping (.vqm) ファイルまたはEDIFネットリスト・ファイルを記述する