インテル® Quartus® Prime プロ・エディションのユーザーガイド: デザインの推奨事項

ID 683082
日付 8/03/2023
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ドキュメント目次

2.5.1. デザイン・アシスタントのセットアップ

デザイン・アシスタントは、それぞれのデザイン特性とレポート要件に合わせてカスタマイズします。例えば、コンパイルの特定の段階で規則を無効にしたり、違反をレポートする際のしきい値やその他のオプションを変更したりすることができます。次の手順に従い、デザイン・アシスタントを実行する際の初期のオプションを指定します。
  1. インテル® Quartus® Primeプロジェクトを開きます。
  2. Assignments > Settings > Design Assistant Rule Settingsをクリックします。
    図 24. デザイン・アシスタントにおける規則の設定
  3. デフォルトの設定を使用する、もしくは次のオプションを任意で指定します。
表 4.  デザイン・アシスタントにおける規則の設定

オプション

詳細

Stage フィルター Rules リストを AllAnalysis & ElaborationSynthesisPlanPlaceFinalize、または Timing Signoff のコンパイラー・ステージでフィルタリングします。
テキスト Filter Rules リストをテキストの一致と規則の NameDescriptionParameterSeverityCategory、または Tags でフィルタリングします。
Enable Design Assistant execution during compilation コンパイル時にデザイン・アシスタントを自動的に実行します。もしくは、.qsfFLOW_ENABLE_DESIGN_ASSISTANT を使用してこの設定を有効にします。この設定が無効になっている場合、このダイアログの設定による影響はありません。
Rules 利用可能なデザイン・アシスタントの規則とプロパティーをすべてリストします。規則についての解析を有効または無効にするには、規則の checkbox を有効または無効にします。
Name 英数字の規則IDを指定します。複数のコンパイラー・ステージに適用される規則には、各ステージに関するサブ規則があります。
Description 規則の概要を示します。
Parameter 規則のパラメーターをリストします。複数のコンパイラー・ステージをサポートする規則には「複数の値」が示されます。任意の規則を選択し、パラメーターの値を編集します。ステージのサブ規則にパラメーターを指定することで、パラメーターをステージごとに指定します。
Severity LowMediumHighCritical、または Fatal を規則の Severity として指定します。これはレポート作成に使用されます。規則の Severity レベルは引き上げることができます。
Category 規則のクラス (Timing ClosureReset など) を指定します。
Tags 規則の1つもしくは複数の追加ファセットを指定し、検索およびフィルタリングで使用します。例えば、global-signal タグは、グローバル信号に関連するデザイン規則チェックに使用します。デザイン・アシスタントのタグ では、各タグの意味を定義しています。
Stage 規則を適用するコンパイラー・ステージを指定します。Analysis & ElaborationSynthesisPlanPlaceFinalize、および Timing Signoff の各ステージに向けた規則が利用可能です。ステージごとに規則を有効または無効にするには、ステージのサブ規則の checkbox オプションを有効または無効します。
Parameters for rule パラメーターをサポートする規則にパラメーターを指定することができます。ステージごとにパラメーターを指定するには、ステージのサブ規則のパラメーターを指定します。