インテル® Quartus® Primeプロ・エディション ユーザーガイド: パーシャル・リコンフィグレーション

ID 683834
日付 5/11/2020
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ドキュメント目次

1.8.1. 集約リビジョンでのタイミング解析の実行

複数のPR領域を含むデザインのタイミング・クロージャーを確実に行うには、考えられるすべてのPR領域の組み合わせに対して集約リビジョンを作成し、タイミング解析を実行します。
  1. Revisionsダイアログボックスを開くには、Project > Revisionsをクリックします。
  2. 新しいリビジョンを作成するには、<<new revision>> をダブルクリックします。
  3. Revision nameを指定し、Based on Revisionでベースリビジョンを選択します。
  4. ポストフィット・データベースをベースコンパイル (スタティック・パーティション) からエクスポートするには、次のコマンドを インテル® Quartus® Primeシェルに入力します。
    quartus_cdb <project name> <base revision> --export_block \ "root_partition" --snapshot final --file \ "<base revision name>.qdb"
    注: スタティック領域およびPR領域に .sdc および .ip ファイルをすべて含めるようにしてください。クロック検出のため、PR Controller IPの .sdc ファイルが、IPコアが使用するクロックを作成する .sdc ファイルのエントリーに従っていることを確認します。この命令を容易にするために、PR Controller IPの .ip ファイルの前に、プロジェクト・リビジョンの .qsf ファイルでクロックを作成するために使用する .ip または .sdc ファイルがあることを確認します。詳細は、パーシャル・リコンフィグレーション・ソリューションIPユーザーガイド を参照してください。
  5. ポストフィット・データベースを複数のペルソナ (PR実装リビジョン用) からエクスポートするには、次のコマンドを インテル® Quartus® Primeシェルに入力します。
    quartus_cdb <project name> -c <PR1 revision> --export_block \ <PR1 Partition name> --snapshot final --file "pr1.qdb" quartus_cdb <project name> -c <PR2 revision> --export_block \ <PR2 Partition name> --snapshot final --file "pr2.qdb"
  6. スタティック領域のポストフィット・データベースを集約リビジョンとしてインポートするには、次のコマンドを インテル® Quartus® Primeシェルに入力します。
    quartus_cdb <project name> -c <aggr_rev> --import_block \ "root_partition" --file "<base revision name>.qdb" quartus_cdb <project name> -c <aggr_rev> --import_block \ <PR1 partition name> --file "pr1.qdb" quartus_cdb <project name> -c <aggr_rev> --import_block \ <PR2 Partition name> --file "pr2.qdb" 
  7. すべてのパーティションのポストフィット・データベースを統合するには、次のコマンドを インテル® Quartus® Primeシェルに入力します。
    quartus_fit <project name> -c <aggr_rev>
    注: Fitterにより、ポストフィット・データベースの正当性の検証、ネットリストの結合、およびタイミング解析が行われます。Fitterではデザインの再配線は行いません。
  8. タイミング解析を集約リビジョンで実行するには、次のコマンドを インテル® Quartus® Primeシェルに入力します。
    quartus_sta <proj name> -c <aggr_rev>
  9. 考えられるすべてのPRペルソナの組み合わせについて、集計リビジョンのタイミング解析を実行します。特定のペルソナのタイミング・クロージャーが失敗した場合は、ペルソナを再コンパイルし、タイミング解析を再度実行します。