インテル® Quartus® Primeプロ・エディション ユーザーガイド: パーシャル・リコンフィグレーション

ID 683834
日付 5/11/2020
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ドキュメント目次

1.6.1. ステップ1 : パーシャル・リコンフィグレーションのリソースの特定

パーシャル・リコンフィグレーションをデザインする場合、まず、ロジック階層境界を決定してください。これをリコンフィグレーション可能なパーティションとして定義します。次に、デザイン階層とソースコードを設定して、このパーティション分割をサポートします。

リコンフィグレーション可能なパーティションに含めることができるのは、FPGA内のLAB、エンベデッド・メモリー・ブロック (M20KおよびMLAB)、DSPブロックなどのコアリソースのみです。トランシーバー、外部メモリー・インターフェイス、GPIO、I/Oレシーバー、ハード・プロセッサー・システム (HPS) などのすべてのペリフェラル・リソースは、デザインのスタティック部分に含めてください。クロックおよびリセット用のグローバル・ネットワーク・バッファーのパーシャル・リコンフィグレーションはできません。

表 4.  サポートされているリコンフィグレーション方法
ハードウェア・リソース・ブロック リコンフィグレーション方法
ロジックブロック パーシャル・リコンフィグレーション
デジタル信号処理 パーシャル・リコンフィグレーション
メモリーブロック パーシャル・リコンフィグレーション
コア配線 パーシャル・リコンフィグレーション
トランシーバー/PLL ダイナミック・リコンフィグレーション
I/Oブロック サポートされていません
クロック制御ブロック サポートされていません
図 18.  インテル® Arria® 10デバイスで使用可能なリソースタイプ

インテル® Quartus® Prime対応デザインのエントリー方法を使用して、プラットフォーム・デザイナー、インテルHLSコンパイラー、または標準のSystemVerilog、Verilog HDL、およびVHDLデザインファイルなどのPRパーティションのコアのみのロジックを作成します。

次のインテルFPGA IPコアは、スタティック領域でのシステムレベルのデバッグをサポートします。

  • In-System Memory Content Editor
  • In-System Sources and Probes Editor
  • 仮想JTAG
  • Nios® II JTAG Debug Module
  • Signal Tap Logic Analyzer