インテル® Quartus® Primeプロ・エディション ユーザーガイド: パーシャル・リコンフィグレーション

ID 683834
日付 5/11/2020
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ドキュメント目次

2.3.4. パラメーター

Partial Reconfiguration Controller Intel Arria 10/Cyclone 10 FPGA IPでは、次のパラメーターのカスタマイズをサポートします。

表 20.  パラメーターの設定

パラメーター

説明

Use as partial reconfiguration internal host On|Off

コントローラーを内部ホストとして使用できるようにします。このオプションをイネーブルすると、prblock および crcblock WYSIWYGがデザインの一部として自動インスタンス化されます。コントローラーを外部ホストとして使用するには、このオプションをディスエーブルします。追加のインターフェイス信号を専用パーシャル・リコンフィグレーション・ピンに接続します。

Enable JTAG debug mode On|Off

インテル® Quartus® Prime Programmerによるコントローラーへのアクセスをイネーブルして、JTAGインターフェイスを介したパーシャル・リコンフィグレーションに使用します。

Enable Avalon-MM slave interface On|Off コントローラーのAvalon-MMスレーブ・インターフェイスをイネーブルします。この設定がOffの場合、IPコントローラーでは、コンジット・インターフェイスをイネーブルします。
Enable interrupt interface On|Off 割り込みアサートをイネーブルし、互換性のないビットストリーム CRC_ERRORPR_ERROR、または正常なパーシャル・リコンフィグレーションを検出します。割り込み時に PR_CSR[4:2] のステータスを照会します。PR_CSR[5]1 を 書き込み、割り込みをクリアします。必ずAvalon-MMスレーブ・インターフェイスと一緒に使用してください。
Enable freeze interface On|Off

コントローラーのシングルビット・フリーズ・インターフェイスをイネーブルします。このインターフェイスは、パーシャル・リコンフィグレーション動作のために、デザインの任意の領域がアクティブであるか、フリーズされているかを識別します。このインターフェイスをオフのままにして、Partial Reconfiguration Region Controller IPからフリーズ・インターフェイスを使用します。

Enable bitstream compatibility check On|Off

外部ホストからのパーシャル・リコンフィグレーション動作中のビットストリームの互換性チェックをイネーブルします。ビットストリーム互換性チェックは、内部ホストによるパーシャル・リコンフィグレーションを使用すると自動的にイネーブルになります。外部ホストによるパーシャル・リコンフィグレーションに対してこのオプションをイネーブルする場合、パーシャル・リコンフィグレーション・ビットストリームID値を指定します。

PR bitstream ID <32ビット整数>

外部ホストのパーシャル・リコンフィグレーション・ビットストリームIDの符号付き32ビット整数値を指定します。この値はCompilerによりターゲットのパーシャル・リコンフィグレーション・デザインにに対して生成されるパーシャル・リコンフィグレーション・ビットストリームIDと一致させてください。Assembler レポート (.asm.rpt) でターゲットのパーシャル・リコンフィグレーション・デザイン・ビットストリームIDを見つけます。

Input data width 1|8|16|32

コントローラーのデータ・コンジット・インターフェイスのサイズをビット単位で指定します。エラー検出CRCの要件 を参照してください 。

Clock-to-data ratio 1|4|8

パーシャル・リコンフィグレーション・ビットストリームのデータタイプに対応するclock-to-data比を指定します。 ビットストリーム暗号化のclock-to-data (CD) 比と圧縮の有効な組み合わせの表を参照してください。

Divide error detection frequency by 1..256

内部クロックの除算値を指定します。この値によって、エラー検出CRCの頻度が決まります。除算値は2の累乗にしてください。デバイスのドキュメントを参照して、選択したデバイスの内部クロックの周波数を確認します。エラー検出CRCの要件 を参照してください。

Enable enhanced decompression On|Off

パーシャル・リコンフィグレーション・ビットストリームの拡張解凍をイネーブルします。

注: 拡張解凍は、暗号化とは同時に使用できません。拡張解凍が使用可能なのは、Partial Reconfiguration Controller Intel Arria 10/Cyclone 10 FPGA IPのみです。
表 21.  詳細設定

パラメーター

説明

Auto-instantiate partial reconfiguration control block On|Off

パーシャル・リコンフィグレーション制御ブロックをコントローラーに自動的に含めます。コントローラーを内部ホストとして使用する場合は、このオプションをディスエーブルし、パーシャル・リコンフィグレーション・ブロックを他のIPコアと共有します。パーシャル・リコンフィグレーション制御ブロックを手動でインスタンス化し、関連する信号をコントローラーに接続することもできます。

Auto-instantiate CRC block On|Off コントローラー内にCRCブロックを自動的に含めます。同じPRデザインでSingle Event Upset (SEU) IPを使用する予定がない場合は、このオプションをイネーブルのままにしておきます。このオプションをディスエーブルすると、IP生成によって crc_error_pin がエクスポートされ、手動でインスタンス化した外部CRCブロックへの手動接続に使用されます。このオプションをディスエーブルして、エクスポートされた crc_error_pin をフローティングのままにしておくと、予期しない crc_error_pin が原因でPR動作が不確定になります。
Generate timing constraints file On|Off

適切なSynopsys Design Constraints (.sdc) ファイルを自動生成し、コントローラーのタイミングを制約します。タイミング制約を別のファイルで提供する場合は、このオプションをディスエーブルします。

図 46. Partial Reconfiguration Controller Intel Arria 10/Cyclone 10 FPGA IPパラメーター・エディター