インテル® Quartus® Primeプロ・エディション ユーザーガイド: パーシャル・リコンフィグレーション

ID 683834
日付 5/11/2020
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ドキュメント目次

1.5.3. PR領域の初期条件の評価

PR領域内の初期状態が意図したものではない場合、パーシャル・リコンフィグレーション中のエラーを招く可能性があります。デザインには、意図しない初期条件が含まれていることがあります。特にその可能性があるのは、移植するデザインがもともとパーシャル・リコンフィグレーションを意図していない場合です。 インテル® Quartus® Primeプロ・エディション開発ソフトウェアでは、PRパーティション内の初期条件をレポートし、合成後の評価に使用できるようにします。

実装パーティションで合成を実行した後、Explicit Power-Up SettingsレポートでRegistersを表示し、意図しない初期条件を識別、検索、修正することができます。Messagesウィンドウでも、合成処理中の初期条件に関する警告メッセージまたはエラーメッセージが生成されます。初期条件の評価後、その条件がデザインの機能に適しているかどうかを判断します。あるいは、デザインを変更して、パーシャル・リコンフィグレーションと互換性のない初期条件への依存を除去します。

図 11. Registers with Explicit Power-Up Settingsレポート