インテル® Quartus® Primeプロ・エディション ユーザーガイド: パーシャル・リコンフィグレーション

ID 683834
日付 5/11/2020
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ドキュメント目次

1.13. PRプログラミング・エラーの回避

次のガイドラインを使用して、一般的なPRプログラミング・エラーを回避または解決することができます。
表 10.  PRプログラミング・ガイドライン
PRプログラミング・ガイドライン 説明
プロジェクトのデバイスは、ボード上のデバイスと一致している必要があります。 プロジェクトに指定したターゲットのFPGAデバイスが、ターゲットとする開発キットのデバイスと一致することを確認します。この2つのデバイスは同一である必要があります。Assignments > Deviceをクリックし、ターゲットデバイスを表示します。
Programmerのバージョンは、一致している必要があります。 Intel Quartus Prime Programmerを使用してPRプログラミングを行う場合、Programmerのバージョンとコンパイルに使用する インテル® Quartus® Primeのバージョンが一致していることを確認します。あるマシンでコンパイルしてから、別のマシンでコンパイルするっときに インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアの異なるバージョンを使用すると、Programmerと インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアの間で不一致が発生することがあります。ソフトウェアのバージョンの一致は、 インテル® Stratix® 10および インテル® Agilex™ デザインの場合、特に重要です。これは、PRコンフィグレーション・ハードウェアの依存関係がProgrammer内部にあるためです。
より低いJTAGクロック周波数を指定します。 JTAGクロック周波数を6MHzに下げます。
  1. Programmerウィンドウで、Hardware Setupをクリックしてから、 インテル® FPGAダウンロード・ケーブルII をプログラミング・ハードウェアとして選択します。
  2. Hardware frequencyには、24000000 (24Mhz) から6000000 (6Mhz) の値を指定します。
すべてのリビジョンのタイミングを収束します。 各プロジェクト・リビジョンでデザインのコンパイル後にタイミングが収束したことを確認します。
  1. Compilation Reportで、Timing Analyzer > Slow 900mV 100C Modelフォルダーを展開し、Setup Summary、Hold Summary、Recovery Summary、Removal Summary、およびMinimum Pulse Width Summaryレポートを表示します。各レポートで負のSlack値によって示されるタイミング違反がないことを確認します。
  2. ステップ1を繰り返して、タイミング収束をSlow 900mV 0C ModelFast 900mV 100C ModelFast 900mV 0C Modelで確認します。デザインのタイミングが収束するのは、クロックに対して負のSlack値がレポートにない場合です。
  3. ステップ1と2をPRデザインの各プロジェクト・リビジョンに対して繰り返します。
注: Single Event Upset (SEU) 検出を使用している インテル® Stratix® 10または インテル® Agilex™ デザインのPR動作中にエラーが発生した場合、PR領域はフリーズして機能は停止し、PR領域がカバーするすべてのセクターでSEU検出がディスエーブルされます。Avalon-STステータス・インターフェイスまたはPartial Reconfiguration Controller Intel FPGA IPのAvalon-MMレジスターマップでは、このエラーステータスを反映します。このエラーを解決してSEU検出を復元するには、別のPR動作を実行し、有効なPRビットストリームをリロードします。