インテル® Quartus® Primeプロ・エディション ユーザーガイド: パーシャル・リコンフィグレーション

ID 683834
日付 5/11/2020
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ドキュメント目次

1.3. 内部ホストのパーシャル・リコンフィグレーション

内部ホスト制御では、内部コントローラー、 Nios® IIプロセッサー、または PCI Express* ( PCIe* ) もしくはイーサネットなどのインターフェイスを使用し、 インテル® Arria® 10もしくは インテル® Cyclone® 10 GX PR制御ブロック、または インテル® Stratix® 10および インテル® Agilex™ デバイスのSDMと直接通信します。

PRビットストリームをPR制御ブロックまたはSDMに転送するには、Partial Reconfiguration Controller IPコアのAvalon-MMインターフェイスを使用します。デバイスがユーザーモードに入ったら、PR内部ホストを使用し、FPGAコア・ファブリックを通じてパーシャル・リコンフィグレーションを開始します。
注: PRホスト用に独自の制御ロジックを作成する場合、ロジックはPRインターフェイスの要件を満たす必要があります。
図 3. 内部ホストPR

内部ホストでパーシャル・リコンフィグレーションを実行する場合は、専用のPRピン (PR_REQUESTPR_READYPR_DONE、および PR_ERROR) を通常のI/Oとして使用します。スタティック領域ロジックを実装して、外部メモリーからPRプログラミング・ビットストリームを取得し、内部ホストによる処理に使用します。

図 4. 内部PRホストを使用した インテル® Arria® 10 FPGAシステム
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パーシャル・リコンフィグレーション用のプログラミング・ビットストリームを PCI Express* リンクから送信します。次に、ビットストリームをPRコントロール・ロジックで処理し、ビットストリームをPR IPコアに送信してプログラミングします。nCONFIG によってデバイスは、ユーザーモードからデバイス・コンフィグレーション・モードに移ります。

1 nCONFIG デバイスをロックして、電源サイクルを強制できます。PRプログラミングの不適切な使用により、スタティック・ロジックが破損し、コンフィグレーション・ブロックへのコアクロック入力が切断されたり、コンフィグレーションが応答しなくなったりする可能性があります。nCONFIG をトグルする前にPR IPをリセットしてください。