インテル® Quartus® Primeプロ・エディション ユーザーガイド: パーシャル・リコンフィグレーション

ID 683834
日付 5/11/2020
Public
ドキュメント目次

2.3.6. タイミング仕様

次のタイミング図で示すのは、Partial Reconfiguration Controller Intel Arria 10/Cyclone 10 FPGA IPを使用して行われる正常なPR動作です。status[2:0] 出力信号では、動作が成功したか失敗したかを示します。PR動作は、pr_start 信号のアサート時に開始されます。status[] 信号を監視して、PR動作の終了を検出します。
図 49. Partial Reconfiguration Controller Intel Arria 10/Cyclone 10 FPGA IPのタイミング仕様

次の注記は、タイミング図の (1) から (7) までの位置に対応しています。

  1. pr_start 信号を少なくとも1クロックサイクルの間HighにアサートしてPRを開始します。最後のデータを送信する前に、pr_start をデアサートしてください。
  2. status[] 信号は、pr_start が確認された後に更新されます。この信号がPR動作中に変化するのは、CRC_ERRORPR_ERROR、またはビットストリームの非互換性エラーが発生した場合です。
  3. status[] 信号がPR動作後に変化するのは、CRC_ERROR がアサートされ、前回のPR動作中にエラーが発生しなかった場合です。
  4. data_valid 信号は、pr_start 信号と同時にアサートする必要はありません。適切な時に data[] を提供し、data_valid をアサートします。
  5. 最後のデータを送信した後に data_valid 信号をLowに駆動します。または、data[] のダミーデータを使用し、IPがPRの終わりを status[] から読み出すまで data_valid をHighにアサートし続けます。
  6. data[] が転送されるのは、data_valid および data_ready が同じサイクルでアサートされる場合のみです。data_valid および data_ready の両方がHighではない場合、データバス上の新しいデータを駆動しないでください。
  7. data_ready 信号がLowに駆動されるのは、PR IP Controllerコアで最後のデータを受信した後、またはPR IP Controllerではデータの受け入れができない場合です。