インテル® Quartus® Primeプロ・エディション ユーザーガイド: パーシャル・リコンフィグレーション

ID 683834
日付 5/11/2020
Public
ドキュメント目次

1.5.9.1. クロック・ゲーティング

初期化された内容を持つメモリーのスプリアス書き込みを回避する別の方法では、クロック・ゲーティング回路をPRスタティック領域に実装し、初期化メモリーを実装したPR領域に対してクロック・ゲーティング回路を供給します。
グローバルクロック制御ブロック

ゲーティング回路をスタティック領域に実装し、初期化メモリーを実装しているPR領域に供給します。クロック・ゲーティングは、論理的には、クロック・イネーブルをメモリー上で使用することと同等です。この方法には次の利点があります。

  • グローバル・クロック・バッファーのイネーブルポートを使用して、パーシャル・リコンフィグレーション動作の開始前にクロックをディスエーブルします。また、PR完了時にクロックをイネーブルします。
  • リコンフィグレーション中にクロックが切り替わらないようにします。また、スプリアス書き込みを回避するための追加のロジックが不要です。