インテル® Quartus® Primeプロ・エディション ユーザーガイド: パーシャル・リコンフィグレーション

ID 683834
日付 5/11/2020
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ドキュメント目次

1.9. パーシャル・リコンフィグレーション・デザインのシミュレーション

シミュレーションでは、デバイス・プログラミングに先立ってデザインの動作を検証します。 インテル® Quartus® Primeプロ・エディション開発ソフトウェアでは、PR制御ブロックへのパーシャル・リコンフィグレーション・ビットストリームの受け渡しのシミュレーションをサポートしています。このシミュレーションでは、リコンフィグレーション可能なパーティションで生じる変化と中間効果を観察することができます。

インテル® Quartus® Primeプロ・エディション開発ソフトウェアでは、シミュレーション・マルチプレクサを使用したPRペルソナ遷移のシミュレーションをサポートしています。シミュレーション・マルチプレクサを使用して、シミュレーション中にPR領域内のロジックを駆動するペルソナを変更します。このシミュレーションでは、リコンフィグレーション可能なパーティションで生じる変化や中間効果を観察することができます。

非PRデザインのシミュレーションと同様に、PRシミュレーションの準備には、シミュレーター作業環境の設定、シミュレーション・モデル・ライブラリーのコンパイル、およびシミュレーションの実行が必要です。 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアのシミュレーション・コンポーネントにより、PRデザインのシミュレーションを行い、ゲートレベルのPRシミュレーション・モデルを各ペルソナに対して生成することができます。動作RTLモデルまたはゲートレベルのPRシミュレーション・モデルのいずれかを使用し、PRペルソナのシミュレーションを行います。ゲートレベルのPRシミュレーション・モデルにより、デザイン内のレジスターの正確なシミュレーションが可能になり、シーケンス検証がリセットされます。テクノロジー・マップ・レジスターでは、初期条件を想定していません。