インテル® Agilex™ コンフィグレーション・ユーザーガイド

ID 683673
日付 5/30/2022
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ドキュメント目次

5.4.1.2. フラッシュのRSUイメージレイアウト–SDMの観点

RSUの場合、決定ファームウェアが標準ファームウェアに置き換わります。決定ファームウェアのコピーには、フラッシュ内の次の構造へのポインターがあります。

  • 決定ファームウェア・データ
  • 1つのファクトリー・イメージ
  • 2つのコンフィグレーション・ポインター・ブロック(CPB)

決定ファームウェア・データには、次のような基本設定が保存されます。

  • クワッドSPIフラッシュメモリー に接続するクロックとピン
  • SDMにファクトリー・イメージをロードさせるピン SDM にファクトリー・イメージを強制的にロードさせる Direct to Factory Imageピン。
    注: このピンは、ファクトリー・イメージプロジェクトの次のメニューで設定できます。 Assignments > Device > Device and Pin Options > Configuration > Configuration Pin Options
  • max_retry パラメーター値。

ポインター・ブロックには、そのうちの1つが成功するまで試行するアプリケーション・イメージのリストが含まれています。何も成功しなかった場合、SDMはファクトリー・イメージをロードします。信頼性を確保するために、ポインター・ブロックにはメイン(CPB0)とバックアップコピー(CPB1)が含まれています。決定ファームウェアは、最初にCPB0ポインター・ブロックを使用します。SDMがコンテンツの破損を検出すると、CPB1バックアップコピーを使用します。RSU_STATUSコマンドを実行して、CPB0 の破損を特定できます。 CPB0 が破損している場合、RSU_STATUSのマイナー エラー コードは0xD010を表示します。CPB0の破損を回復するには、CPB0を消去し、CPB1からコンテンツをコピーします。

ファクトリー・イメージとアプリケーション・イメージはどちらもファームウェアで始まります。まず、決定ファームウェアがファームウェアをロードします。次に、そのファームウェアが残りのイメージをロードします。これらの実装の詳細は、上の図には示されていません。