インテル® Agilex™ コンフィグレーション・ユーザーガイド

ID 683673
日付 5/30/2022
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ドキュメント目次

5.2. 非HPSのリモート・システム・アップデート機能を実行するためのガイドライン

図 65.  インテル® Agilex™ フラッシュメモリー に保存されたイメージを使用してRSUを実装するためのモジュールとインターフェイス
リモート・システム・アップデートを実装する際に従うべきガイドラインは次のとおりです。
  1. ファクトリまたはアプリケーション・イメージには、少なくともリモート・システム・アップデートのホスト・コントローラーとメールボックス・クライアント Intel® FPGA IPが含まれている必要があります 。
    • リモート・システム更新ホスト・コントローラーとして、カスタム・ロジック、 Nios® IIプロセッサー、または JTAG to Avalon Master Bridge IP のいずれかを使用できます。
    • リモートシステム・アップデートのホスト・コントローラーは、メールボックス・クライアント Intel® FPGA IPを介してSDMとの間でコマンドを送受信することにより、リモート・システム・アップデート機能を制御します。メールボックス・クライアントは、リモート・システム・アップデートホストとSDMの間のメッセンジャーとして機能します。 SDMへのコマンドとSDMからの応答を渡します。
  2. 初期RSUイメージファイルには、ファクトリー・イメージと少なくとも1つのアプリケーション・イメージが含まれている必要があります。リモート・システム・アップデート・イメージは、フラッシュメモリー にプログラムする必要があります。ファクトリー・イメージの複製コピーを使用して、実際のアプリケーション・イメージが完成する前にRSU機能の開発を開始できます。ユーザーモードでは、追加のアプリケーション・イメージをプログラムできます。
  3. リモート・システム・アップデートでは、AS x4コンフィギュレーション・スキームを使用して、初期RSUイメージでFPGAをコンフィギュレーションする必要があります。
  4. デバイスがファクトリー・イメージまたはアプリケーション・イメージのいずれかを使用してユーザーモードに入ると、リモート・システム・アップデートホストは次のリモート・システム・アップデート操作を実行できます。
    1. アプリケーションまたはファクトリー・イメージを使用してデバイスをリコンフィグレーションします。
      1. ファクトリー・イメージからアプリケーション・イメージへ、またはその逆
      2. アプリケーション・イメージから別のアプリケーション・イメージへ
    2. アプリケーション・イメージの消去
    3. アプリケーション・イメージの追加
    4. アプリケーションまたはファクトリー・イメージの更新