インテル® Agilex™ コンフィグレーション・ユーザーガイド

ID 683673
日付 5/30/2022
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ドキュメント目次

5.3. コマンドおよび応答

ホスト・コントローラーは、コマンドパケットおよび応答パケットを使用し、Mailbox Client Intel® FPGA IPを介してSDMと通信します。

コマンドおよび応答パケットの最初のワードは、コマンドまたは応答に関する基本情報を提供するヘッダーです。

ブロック図

次の図は、 インテル® Agilex™ デザインにおけるメールボックス・クライアント Intel® FPGA IPの役割を示しています。メールボックス・クライアントIPを使用すると、SDMとの通信が可能になり、クアッドSPIフラッシュメモリー とシステムステータスにアクセスできます。

メールボックス・クライアント

図 66. コマンドおよび応答のヘッダー・フォーマット
注: コマンドヘッダーのLENGTHフィールドは、対応するコマンドのコマンド長と一致する必要があります。クライアントがすべての応答単語を解釈しなくても、クライアントはすべての応答単語を読まなければなりません。

次の表は、ヘッダーコマンドのフィールドを説明しています。

表 39.  コマンドおよび応答ヘッダーの説明
ヘッダー ビット 説明
Reserved [31:28] 予約済み。
ID [27:24] コマンドIDです。応答ヘッダーは、コマンドヘッダーで指定されたIDを返します。コマンドの説明については、操作コマンドを参照してください。
C [23] 予約済み。
LENGTH [22:12] ヘッダーに続く引数のワード数です。特定のコマンドに対し不正な引数のワード数が入力された場合、IPはエラーで応答します。
Reserved [11] 予約済み。0に設定する必要があります。
Command Code/Error Code [10:0] Command Code はコマンドを指定します。Error Code はコマンドが成功したか失敗したかを示します。

コマンドヘッダーでは、これらのビットはコマンドコードを表します。応答ヘッダーでは、これらのビットはエラーコードを表します。コマンドが成功した場合、Error Code は0です。コマンドが失敗した場合、エラーコードの応答で定義されているエラーコードを参照してください。