PCI Express* 用のインテル® Stratix® 10 HタイルおよびLタイル Avalon® メモリー・マップド・ハードIPユーザーガイド

ID 683667
日付 6/03/2020
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ドキュメント目次

4.4.5. パワー・マネジメント

表 22.  パワー・マネジメント・パラメーター

パラメーター

説明

Endpoint L0s acceptable latency

Maximum of 64 ns

Maximum of 128 ns

Maximum of 256 ns

Maximum of 512 ns

Maximum of 1 us

Maximum of 2 us

Maximum of 4 us

No limit

このデザイン・パラメーターは、デバイスとルート・コンプレックス間の任意のリンクに対してL0sステートを終了する際に、デバイスが許容できる最大許容レイテンシーを指定します。これは、Device Capabilities Register (0x084) のEndpoint L0s許容レイテンシー・フィールドの読み出し専用値を設定します。

このEndpointは、L0sまたはL1ステートをサポートしていません。ただし、切り替えシステムでは、L0sおよびL1がイネーブルされたスイッチに接続されたリンクが存在する場合があります。このパラメーターは、システム・コンフィグレーション・ソフトウェアがシステム内のすべてのデバイスの許容レイテンシーおよび各リンクの終了待ち時間を読み出して、Active State Power Management (ASPM) をイネーブルできるリンクを判断できるように設定されています。この設定は、Root Portに対してはディスエーブルされています。

このパラメーターのデフォルト値は、64 nsです。この値は、ほとんどのデザインで安全な設定となります。

Endpoint L1 acceptable latency

Maximum of 1 us

Maximum of 2 us

Maximum of 4 us

Maximum of 8 us

Maximum of 16 us

Maximum of 32 us

Maximum of 64 ns

No limit

この値は、L1からL0ステートへの遷移において、Endpointが耐えられる許容レイテンシーを示しています。これは、Endpointの内部バッファリングの間接的な測定です。Device Capabilities Register のEndpoint L1許容レイテンシー・フィールドの読み出し専用値を設定します。

このEndpointは、L0sまたはL1ステートをサポートしていません。ただし、切り替えシステムでは、L0sおよびL1がイネーブルされたスイッチに接続されたリンクが存在する場合があります。このパラメーターは、システム・コンフィグレーション・ソフトウェアがシステム内のすべてのデバイスの許容レイテンシーおよび各リンクの終了待ち時間を読み出して、Active State Power Management (ASPM) をイネーブルできるリンクを判断できるように設定されています。この設定は、Root Portに対してはディスエーブルされています。

このパラメーターのデフォルト値は、1 µsです。この値は、ほとんどのデザインで安全な設定となります。

PCI Express* 用のインテルStratix 10 Avalon-STハードIPおよび PCI Express* 用のインテルStratix 10 Avalon-MMハードIPは、L1またはL2低電力ステートをサポートしていません。リンクがこのステートになった場合は、(例えば pin_perst をアサートすることによって) リセットを実行するとIPコアが低電力ステートを終了し、システムが回復します。

これらのIPコアは、ウェイクアップ・イベントをアップストリーム・デバイスに通知するメカニズムであるインバンドビーコンまたはサイドバンドWAKE#信号もサポートしていません。