PCI Express* 用のインテル® Stratix® 10 HタイルおよびLタイル Avalon® メモリー・マップド・ハードIPユーザーガイド

ID 683667
日付 6/03/2020
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ドキュメント目次

6.1.2.2. 非バーストスレーブのモジュール

TX Slaveモジュールは、Avalon-MM読み出しおよび書き込み要求をPCI Express TLPに変換します。

スレーブモジュールは、1つの未処理の非バースト要求をサポートします。通常、ステータスの更新をホストに送信します。これは32ビットのAvalon-MMスレーブ・インターフェイスです。

表 40.  TXスレーブ制御

信号名

入力/出力

説明

txs_chipselect_i

入力

アサートされると、このスレーブ・インターフェイスが選択されていることを示します。txs_chipselect_i がデアサートされる場合、txs_read_i および txs_write_i 信号は無視されます。

txs_read_i

入力

アサートされると、チップセレクトがデアサートされている時に無視される Avalon-MMを指定します。

txs_write_i

入力

アサートされると、チップセレクトがデアサートされている時に無視される Avalon-MMを指定します。

txs_writedata_i[31:0]

入力

書き込みコマンドのAvalon-MMデータを指定します。

txs_address_i[<w>-1:0]

入力

読み出しまたは書き込みコマンドのAvalon-MMバイトアドレスを指定します。このアドレスバスの幅は、Address width of accessible PCIe memory spaceパラメーターで指定されます。

txs_byteenable_i[3:0]

入力

書き込みコマンドの有効なバイトを指定します。

txs_readdata_o[31:0]

出力

読み出し完了データを駆動します。

txs_readdatavalid_o

出力

アサートされると、読み出しデータが有効であることを示します。

txs_waitrequest_o

出力

アサートされる場合、Avalon-MMスレーブポートが読み出しまたは書き込み要求に応答する準備ができていないことを示します。

非バースト Avalon-MMスレーブは、アイドルサイクル中に txs_waitrequest_o をアサートする場合があります。 Avalon-MMマスターは、txs_waitrequest_o がアサートされたときにトランザクションを開始し、その信号がデアサートされるのを待ちます。

図 45. ステータスをホストに送信する非バーストスレーブのインターフェイス