PCI Express* 用のインテル® Stratix® 10 HタイルおよびLタイル Avalon® メモリー・マップド・ハードIPユーザーガイド

ID 683667
日付 6/03/2020
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ドキュメント目次

4.4.3. MSIおよびMSI-X Capabilities

表 20.  MSIおよびMSI-X Capabilities

パラメーター

アドレス

説明

MSI messages requested

1、2、4、8、16、32

0x050[31:16]

アプリケーション層が要求できるメッセージの数を指定します。Message Control レジスターの Multiple Message Capable フィールドの値を設定します。

MSI-X Capabilities

Implement MSI-X

On/Off

 

Onにすると、以下に示すパラメーターとともに、MSI-X機能構造が追加されます。

  Bit Range    

Table size

[10:0]

0x068[26:16]

システム・ソフトウェアはこのフィールドを読み出し、MSI-X Tableサイズである<n>を決定します。これは、<n–1>としてエンコードされます。例えば、戻り値2047は、テーブルサイズが2048であることを示しています。このフィールドは、MSI-X Capability Structure内の読み出し専用です。有効範囲は、0〜2047 (211) です。

Table offset

[31:0]

 

MSI-X Tableのベースを指します。Table BAR Indicator (BIR) の下位3ビットは、ソフトウェアによってゼロに設定され、64ビットのqwordにアライメントされたオフセットを形成します。このフィールドは読み出し専用です。

Table BAR indicator

[2:0]

 

メモリー空間にMSI-Xテーブルをマッピングするために、Configuration Space内の0x10から始まる機能のBARのどれを使用するかを指定します。このフィールドは読み出し専用です。有効範囲は0〜5です。

Pending bit array (PBA) offset

[31:0]

 

MSI-X PBAのベースを指す機能のベース・アドレス・レジスターの1つに含まれるアドレスからのオフセットとして使用されます。PBA BIRの下位3ビットは、ソフトウェアによってゼロに設定され、32ビットのqwordにアライメントされたオフセットを形成します。このフィールドは、MSI-X Capability Structure内では読み出し専用です。 5

Pending BAR indicator

[2:0]

 

Configuration Space内で0x10の開始に位置する、機能のBase Addressレジスターを指定します。これは、MSI-X PBAをメモリー空間にマッピングします。このフィールドは、MSI-X Capability Structureでは読み出し専用です。有効範囲は0〜5です。

5 このユーザーガイド全体で、ワード、DWORD、qwordという用語は、PCI Express Base Specificationで使用されている用語と同じ意味を持っています。ワードは16ビット、DWORDは32ビット、qwordは64ビットです。