PCI Express* 用のインテル® Stratix® 10 HタイルおよびLタイル Avalon® メモリー・マップド・ハードIPユーザーガイド

ID 683667
日付 6/03/2020
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ドキュメント目次

10.4.2. アプリケーション層への読み出しおよび書き込みトランザクションの発行

altpcietb_bfm_rdwr.vebfm_bar プロシージャーは、Endpoint Application Layerに読み出しおよび書き込みトランザクションを実装します。以下に示すプロシージャーおよび機能は、Verilog HDLインクルード・ファイル altpcietb_bfm_rdwr.v で使用可能です。

  • ebfm_barwr BFM共有メモリーから特定のEndpoint BARのオフセットにデータを書き込みます。このプロシージャーは、要求が送信のためにVCインターフェイス・モジュールに渡されるとすぐに戻ります。
  • ebfm_barwr_imm: 最大4バイトの即時データ (プロシージャー呼び出しで渡される) を特定のEndpoint BARからのオフセットに書き込みます。このプロシージャーは、要求が送信のためにVCインターフェイス・モジュールに渡されるとすぐに戻ります。
  • ebfm_barrd_wait: 特定のEndpoint BARのオフセットからデータを読み出し、BFM共有メモリーに格納します。このプロシージャーは、呼び出し側にコントロールを返す前に、コンプリーション・データが返されるのを待ってからブロックします。
  • ebfm_barrd_nowt: 特定のEndpoint BARのオフセットからデータを読み出し、それをBFM共有メモリーに格納します。このプロシージャーは、要求が送信のためにVCインターフェイス・モジュールに渡されるとすぐに戻ります。これにより、後に続く読み出しをすぐに発行できます。

これらのルーチンは、BAR番号をパラメーターとして取り込んで、メモリー空間および ebfm_cfg_rp_ep プロシージャーでセットアップした bar_table データ構造のBFM共有メモリーアドレスにアクセスします。(ルートポートおよびエンドポイントのコンフィグレーション を参照してください。) これらのパラメーターを使用すると、特定のBARからのオフセットにアクセスするBFMテスト・ドライバー・ルーチンが簡略化され、特定のBARに割り当てられるアドレスを計算する必要がなくなります。

Root Port BFMは、Endpoint I/OスペースBARへのアクセスをサポートしていません。