PCI Express* 用のインテル® Stratix® 10 HタイルおよびLタイル Avalon® メモリー・マップド・ハードIPユーザーガイド

ID 683667
日付 6/03/2020
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ドキュメント目次

6.1.6.4. Hard IP Reconfiguration

Hard IP Reconfigurationインターフェイスは、21ビットのアドレスおよび8ビットのデータバスを備えたAvalon-MMスレーブ・インターフェイスです。このバスを使用して、ランタイム時に読み出し専用であるコンフィグレーション・レジスターの値を動的に変更できます。
ウォームリセットまたはコールドリセットの後、ハードIPリコンフィグレーション・インターフェイスを介してハードIPのコンフィグレーション・レジスターに加えられた変更は、これらのレジスターがデフォルト値に戻るため失われます。

PCIe Link Inspectorがイネーブルになっている場合、Hard IP Reconfigurationインターフェイスを介したアクセスはサポートされません。Link InspectorはHard IP Reconfigurationインターフェイスのみを使用し、Link InspectorとIPの最上位にエクスポートされるHard IP Reconfigurationインターフェイスとの間のアービトレーションはありません。

表 50.  Hard IP Reconfiguration信号

信号

入力/出力

説明

hip_reconfig_clk

入力

リコンフィグレーション・クロックです。このクロックの周波数の範囲は100〜125 MHzです。

hip_reconfig_rst_n

入力

このインターフェイスのアクティブLowのAvalon-MMリセットです。

hip_reconfig_address[20:0]

入力

21ビットのリコンフィグレーション・アドレスです。

ハードIPリコンフィグレーション機能をイネーブルすると、hip_reconfig_address [20:0] ビットはプログラム可能です。

一部のビットは、HタイルおよびLタイルの両方で同じ機能を持っています。

  • hip_reconfig_address [11:0]: 4 Kバイトの PCIe* コンフィグレーション・スペースへのフルバイトアクセスを提供します。
    注: PCIe* コンフィグレーション・スペースのアドレスマップについては、レジスターの章のコンフィグレーション・スペース・レジスターの項を参照してください。
  • hip_reconfig_address [20]: PCIe* スペースアクセスを示すには、1'b1に設定する必要があります。

一部のビットには、HタイルとLタイルで異なる機能があります。

Hタイルの場合、

  • hip_reconfig_address [13:12]: PF番号を提供します。Hタイルは最大4つのPFをサポートできるため、PF番号をエンコードするには2ビットが必要です。
  • hip_reconfig_address [19:14]: 予約済み。0に駆動される必要があります。

Lタイルの場合、

  • hip_reconfig_address [12]: PF番号を提供します。Lタイルは最大2つのPFしかサポートしないため、PF番号をエンコードするには1ビットで十分です。
  • hip_reconfig_address [19:13]: 予約済み。0に駆動される必要があります。
hip_reconfig_read

入力

読み出し信号。このインターフェイスはパイプライン化されていません。別の読み出し動作を開始する前に、現在の読み出しから hip_reconfig_readdata [7:0] が返されるのを待つ必要があります。

hip_reconfig_readdata[7:0]

出力

8ビットの読み出しデータ。hip_reconfig_readdata [7:0] は、hip_reconfig_read のアサート後の3番目のサイクルで有効です。

hip_reconfig_readdatavalid 出力 アサートされると、hip_reconfig_readdata [7:0] 上のデータは有効です。
hip_reconfig_write

入力

書き込み信号

hip_reconfig_writedata[7:0]

入力

8ビットの書き込みモデル

hip_reconfig_waitrequest 出力 アサートされると、IPコアが要求に応答する準備ができていないことを示します。