PCI Express* 用のインテル® Stratix® 10 HタイルおよびLタイル Avalon® メモリー・マップド・ハードIPユーザーガイド

ID 683667
日付 6/03/2020
Public
ドキュメント目次

4.2. ベース・アドレス・レジスター

表 16.  BARレジスター

パラメーター

説明

Type

Disabled

64-bit prefetchable memory

32-bit non-prefetchable memory

64ビットのプリフェッチ可能なメモリーを選択した場合、2つの連続するBARが結合されて、64ビットのプリフェッチ可能なBARが形成されます。より大きな番号のBARをDisabledに設定する必要があります。一般的なシステムでは、プリフェッチ不可の最大メモリーウィンドウは32ビットであるため、プリフェッチ不可の64ビットBARはサポートされていません。

プリフェッチ可能としてメモリーを定義することで、連続したデータを先にフェッチすることができます。メモリーのプリフェッチは、要求元が最初に要求されたデータよりも、より多くのデータを同じ領域から要求する場合に有利です。メモリーがプリフェッチ可能であることを指定する場合、メモリーに次の2つの属性が必要です。

  • 読み出しには、読み出したデータの値を変更するなどの副作用はありません。
  • 書き込みマージンが許可されています。
注: 内部ディスクリプター・コントローラーがイネーブルの場合、BAR0は使用できません。
Size 0-63

プラットフォーム・デザインは、マスターポートに接続されたスレーブのアドレス幅に基づいて、BARを自動的に決定します。

Enable burst capability for Avalon-MM Bar0-5 Master Port On/Off このBARに使用するAvalon-MMマスターのタイプを決定します。次の2つのタイプがあります。
  • バーストをサポートする高性能の256ビットマスター。このタイプは、高帯域幅のデータ転送をサポートします。
  • バイトレベルのバイトイネーブルを備えた非バースト32ビットマスター。このタイプは、制御およびステータスレジスターへのアクセスをサポートします。
注: PF2またはPF3のExpansion ROM BARがディスエーブルになっている場合、BARへのメモリー読み出しアクセスは、対応するROM BARが存在しないことを示す32'h0000_0000で応答されます。ソフトウェアは、ディスエーブルされたROM BARにメモリー空間を割り当てるためにこれ以上のアクションを実行しないでください。Expansion ROM BARがイネーブルの場合、アプリケーションはROMスペースの最初の2バイトに読み出されたメモリーに対して16'hAA55で応答する必要があります。