PCI Express* 用のインテル® Stratix® 10 HタイルおよびLタイル Avalon® メモリー・マップド・ハードIPユーザーガイド

ID 683667
日付 6/03/2020
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ドキュメント目次

6.1.6.3. Hard IP Statusインターフェイス

Hard IP Status: このオプションのインターフェイスには、デバッグに役立つ次の信号が含まれています。リンクステータス信号、割り込みステータス信号、TXおよびRXパリティーエラー信号、修正可能および修正不可能なエラー信号などが含まれています。
表 49.  Hard IP Statusインターフェイス

信号

入力/出力

説明

derr_cor_ext_rcv

出力

アサートされると、RXバッファーが1ビット (修正可能) ECCエラーを検出したことを示します。パルスストレッチ出力です。
derr_cor_ext_rpl

出力

アサートされると、リトライバッファーが1ビット (修正可能) ECCエラーを検出したことを示します。パルスストレッチ出力です。
derr_rpl

出力

アサートされると、リトライバッファーが2ビット (修正不可能) ECCエラーを検出したことを示します。パルスストレッチ出力です。
derr_uncor_ext_rcv

出力

アサートされると、RXバッファーが2ビット (修正不可能) ECCエラーを検出したことを示します。パルスストレッチ出力です。

int_status[10:0] (Hタイル)

int_status[7:0] (Lタイル)

int_status_pf1[7:0] (Lタイル)

出力

int_status[3:0] 信号は、アプリケーションへのレガシー割り込みを駆動します (Hタイル用)。

int_status [10:4] 信号は、他の割り込みのステータスを提供します (Hタイル用)。

int_status [3:0] 信号は、PF0のアプリケーションにレガシー割り込みを駆動します (Lタイル用)。

int_status [7:4] 信号は、PF0の他の割り込みのステータスを提供します (Lタイル用)。

int_status_pf1[3:0] 信号は、PF1のアプリケーションにレガシー割り込みを駆動します (Lタイル用)。

Int_status_pf1[7:4] 信号は、PF1の他の割り込みのステータスを提供します (Lタイル用)。

次の信号は定義されています。

  • int_status [0]: 割り込み信号A
  • int_status [1]: 割り込み信号B
  • int_status [2]: 割り込み信号C
  • int_status [3]: 割り込み信号D
  • int_status [4]: Root Port AERエラー割り込みを指定します。このビットは、cfg_aer_rc_err_msi または cfg_aer_rc_err_int 信号がアサートされると設定されます。このビットは、ソフトウェアがレジスタービットに1を書き込むか、または cfg_aer_rc_err_int がデアサートされるとクリアされます。
  • int_status [5]: Root Port PME割り込みステータスを指定します。cfg_pme_msi または cfg_pme_int がアサートされると設定されます。ソフトウェアが1をクリアに1を書き込んだとき、または cfg_pme_int がデアサートしたときにクリアされます。
  • int_status [6]: ホット・プラグ・イベントが発生し、Power Management Event (PME) がイネーブルになっているときにアサートされます。(PMEは通常、システムまたは機能を低電力ステートから復活させるために使用されます。)
  • int_status [7]: ホット・プラグ・イベントの割り込みステータスを指定します。
  • int_status [8]: Link Autonomous Bandwidth Status レジスターの割り込みステータスを指定します。Hタイルのみです。
  • int_status [9]: Link Bandwidth Management Status レジスターの割り込みステータスを指定します。Hタイルのみです。
  • int_status [10]: Link Status レジスターの Link Equalization Request のビットの割り込みステータスを指定します。Hタイルのみです。
int_status_common[2:0]

出力

次のレジスターの割り込みステータスを指定します。アサートされると、割り込みが保留中であることを示します。

  • int_status_common [0]: 自律帯域幅ステータスレジスター
  • int_status_common [1]: 帯域幅管理ステータスレジスター
  • int_status_common [2]: リンク・ステータス・レジスターのリンク・イコライゼーション要求ビット
lane_act[4:0]

出力

Lane Active Mode: この信号は、リンク・トレーニング中にコンフィグレーションされたレーンの数を示します。次のエンコーディングが定義されています。

  • 5'b0 0001: 1レーン
  • 5'b0 0010: 2レーン
  • 5'b0 0100: 4レーン
  • 5'b0 1000: 8レーン
  • 5'b1 0000: 16レーン
link_up

出力

アサートされた場合、リンクはアップしています。
ltssmstate[5:0]

出力

LTSSM (Link Training and Status State Machine) のステート: LTSSMステートマシンのエンコーディングでは、次のステートを定義します。

  • 6'h00 - Detect.Quiet
  • 6'h01 - Detect.Active
  • 6'h02 - Polling.Active
  • 6'h03 - Polling.Compliance
  • 6'h04 - Polling.Configuration
  • 6'h05 - PreDetect.Quiet
  • 6'h06 - Detect.Wait
  • 6'h07 - Configuration.Linkwidth.Start
  • 6'h08 - Configuration.Linkwidth.Accept
  • 6'h09 - Configuration.Lanenum.Wait
  • 6'h0A - Configuration.Lanenum.Accept
  • 6'h0B - Configuration.Complete
  • 6'h0C - Configuration.Idle
  • 6'h0D - Recovery.RcvrLock
  • 6'h0E - Recovery.Speed
  • 6'h0F - Recovery.RcvrCfg
  • 6'h10 - Recovery.Idle
  • 6'h20 - Recovery.Equalization Phase 0
  • 6'h21 - Recovery.Equalization Phase 1
  • 6'h22 - Recovery.Equalization Phase 2
  • 6'h23 - Recovery.Equalization Phase 3
  • 6'h11 - L0
  • 6'h12 - L0s
  • 6'h13 - L123.SendEIdle
  • 6'h14 - L1.Idle
  • 6'h15 - L2.Idle
  • 6'h16 - L2.TransmitWake
  • 6'h17 - Disabled.Entry
  • 6'h18 - Disabled.Idle
  • 6'h19 - Disabled
  • 6'h1A - Loopback.Entry
  • 6'h1B - Loopback.Active
  • 6'h1C - Loopback.Exit
  • 6'h1D - Loopback.Exit.Timeout
  • 6'h1E - HotReset.Entry
  • 6'h1F - Hot.Reset
rx_par_err

出力

RXバッファーの入力のTLPでパリティーエラーが検出されたことを示すために、単一サイクルでアサートされます。このエラーは、VSECレジスターに修正不可能な内部エラーとして記録されます。詳細については、Uncorrectable Internal Error Status (修正不可能な内部エラーステータス) レジスターを参照してください。このエラーが発生した場合は、パリティーエラーによってハードIPが不明なステートになる可能性があるため、ハードIPをリセットする必要があります。
tx_par_err

出力

TX TLP送信中のパリティーエラーを示すために、1サイクルの間アサートされます。パリティーエラーが検出された場合でも、IPコアはTX TLPパケットを送信します。