インテル® Stratix® 10エンベデッド・メモリー ユーザーガイド

ID 683423
日付 12/24/2018
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ドキュメント目次

2.5. Force-to-Zero

Force-to-Zero機能は、選択したRAMメモリーブロックが単一のメモリーブロックよりも大きい場合のタイミング改善に役立ちます。この機能の適用はM20Kブロックのみです。

たとえば、選択したRAMメモリーブロックのメモリー深度が4096の場合、M20Kブロックでは、最大メモリー深度2048のみをサポートするので、2つのRAMを多重化する必要があります。この機能を使用すると、ORゲートの多重回路による置き換えが、アドレス幅ステッチ実行時にM20Kブロックの出力で実行できます。アドレスのMSBによるリードイネーブル信号の制御はForce-to-Zeroモードで行われるので、読み出しイネーブル信号がディアサートされると、他のメモリーブロックの出力は強制的にゼロになります。これにより、データ出力の読み出しが行われるのは、選択したメモリーブロックの出力のみからです。

必要に応じて、Enable Force-to-Zero featureをRAM/ROM IPコアのパラメーター・エディターでオンにします。

注: Enable Force-to-Zero featureをオンにすると、信号をディアサートしたときに読み出しイネーブル信号には以前の値が保持されません。