インテル® Stratix® 10エンベデッド・メモリー ユーザーガイド

ID 683423
日付 12/24/2018
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ドキュメント目次

3.4. パワーアップ状態およびメモリー初期化の考慮事項

デザインロジックで初期パワーアップ値を評価する場合、異なるタイプのメモリーブロックのパワーアップ状態を考慮します。
表 18.  エンベデッド・メモリー・ブロックの初期パワーアップ値
メモリータイプ 出力レジスター パワーアップ値
MLAB 使用 ゼロ (クリア)
バイパス メモリーコンテンツを読み出す
M20K 使用 ゼロ (クリア)
バイパス ゼロ (クリア)

インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアではデフォルトで、 インテル® Stratix 10® デバイスのエンベデッド・メモリー・ブロックを初期化してゼロにします。これは、 .mif でメモリーコンテンツを指定しない限り適用します。

MLABおよびM20Kエンベデッド・メモリー・ブロックでは、 .mif による初期化をサポートしています。 .mif ファイルの インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアでの生成と、オンチップメモリーIPコアでの使用の指定は、デザインでメモリーのインスタンス化をする際に行います。メモリーを事前に初期化する (例えば .mif を使用する) 場合でも、そのメモリーのパワーアップは、出力がクリアされた状態で行います。