インテル® Stratix® 10エンベデッド・メモリー ユーザーガイド

ID 683423
日付 12/24/2018
Public
ドキュメント目次

2.6. コヒーレント読み出しメモリー

コヒーレント・メモリー機能により、出力データの読み出しが可能になります。このデータの書き込みは、同じメモリーコンテンツに1クロックサイクルでされます。つまり、新しいデータ (フロースルー) 動作がRead-During-Write動作中に発生します。この機能は、M20Kブロックのみに適用され、シングル・クロック・コンフィグレーションでのみサポートされています。

コヒーレント書き込みメモリー機能を使用する場合、次のコンフィグレーションは使用できません。
  • シンプル・デュアルポート以外の動作モード
  • ポート幅が異なるシンプル・デュアルポート
  • バイトイネーブル
  • ECC
  • ワイド・シンプル・デュアルポート
  • デュアル・クロック・コンフィグレーション
図 8. コヒーレント読み出しメモリー回路の簡易ブロック図
図 9. 未登録出力に対するコヒーレント読み出しメモリーの動作この図で示すのは、出力データが未登録の場合のコヒーレント読み出しメモリーの波形です。
図 10. 登録済出力に対するコヒーレント読み出しメモリーの動作この図で示すのは、出力データが登録済の場合のコヒーレント読み出しメモリーの波形です。