インテルのみ表示可能 — GUID: mhi1464368961840
Ixiasoft
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4.2.1. eSRAMシステムの機能
所与のeSRAMシステムでは、750 MHzの最大周波数を達成することができます。使用可能なeSRAMシステムの数は、使用中の インテル® Stratix 10® デバイスにより異なります。
eSRAMシステム内の各メモリーチャネルには書き込みポート1つと読み出しポート1つがあり、それによって同時読み出し/書き込み要求の処理がされます。各チャネルからアクセスするのはそれぞれのバンクに対してのみなので、各チャネルは隣接するチャネルから独立していることが保証されます。
eSRAMシステムの誤り訂正コード (ECC) を有効にすると、ユーザーがアクセスできるデータ容量が犠牲になります。ECCによるデータ整合性の向上には、書き込みデータのエンコードを拡張Hammingコードを使用して行い、読み出しデータのデコードをSingle-bit Error Correction, Double-bit Error Detection (SECDED) に対して行います。書き込みレイテンシーと読み出しレイテンシーは、ECCが有効か無効かにかかわらず同じです。
データ・コヒーレンシ機能はWrite Forwardingと呼ばれ、これを使用すると、同時書き込み/読み出しアクセス処理を同じeSRAMメモリー位置に対して行うことができます。書き込みポートの書き込みデータは読み出しポートに転送され、ターゲットSRAMバンクからは読み出されません。書き込みデータはターゲットのeSRAMバンクに書き込まれます。
低電力モードでは、静的電力の節約が1クロックサイクルのコストでできます。また、各チャネルによる未使用バンクのパワーダウンによって、電力をさらに節約できます。
eSRAMシステムに含まれるPLLでは、eSRAM動作に必要なクロックドメインをネイティブ駆動します。