AN 802: インテル® Stratix® 10 SoC デバイスのデザイン・ガイドライン

ID 683117
日付 4/17/2019
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ドキュメント目次

4.1.1.1. HPS先行のブートまたはFPGA先行のブートにおける考慮事項

Stratix 10 SoCデバイスは、2つのブートおよびコンフィグレーション・モードをサポートします。システムをデザインする際は、HPS先行のブートモードまたはFPGA先行のブートモードのいずれかをアプリケーションに選択する必要があります。
注: HPS先行のブートモードを使用すると、HPSのブート時間を短縮できます。

ガイドライン: エンジニアリング・サンプル・デバイスの制約

エンジニアリング・サンプル (ES) デバイスは、デュアルフラッシュを使用するHPS先行ブートモードのみをサポートします。ESデバイスを使用し構築されるボードはすべて、HPS先行のブートモードをサポートするようにデザインする必要があります。本番環境で別のブートスキームを使用する場合は、デュアルフラッシュまたはシングルフラッシュで、HPS先行ブートおよびFPGA先行ブートの両方にボードをデザインすることが可能です。

ガイドライン: HPS先行のブートモードはEarly I/O Releaseを使用します。

このドキュメントのガイドラインに従い、Early I/O Releaseに向けてHPS SDRAMインターフェイスのボードおよびSoCデバイスのピン配置を適切にデザインしてください。

サポートされているブートモードの詳細については、Intel Stratix 10 SoC Boot User GuideおよびIntel Stratix 10 Hard Processor System Technical Reference Manualの「Boot and Configuration」の章を参照ください。