インテルのみ表示可能 — GUID: jbd1502039430196
Ixiasoft
インテルのみ表示可能 — GUID: jbd1502039430196
Ixiasoft
3.2.1. FPGAファブリックへのHPSのアクセス
HPSのマスターがFPGAファブリックにアクセスするために使用できるブリッジは2つあります。それぞれのブリッジは特定のトラフィック・パターンに対して最適化されているため、HPSマスターがFPGAファブリックにアクセスする必要がある場合、どちらのブリッジがシステムに適切かを決定する必要があります。
ガイドライン: Lightweight HPS-to-FPGAブリッジを介し、HPSをFPGAのソフト・ロジック・ペリフェラルに接続します。
ハードウェア・デザインにHPSからアクセス可能なペリフェラルがある場合、それらをLightweight HPS-to-FPGAブリッジに接続する必要があります。ペリフェラルは通常、厳密に順序付けられた (ポストされない) アクセスによって1レジスターずつHPS MPUからアクセスされます。アクセスは厳密に順序付けられているため、MPUからのトランザクションはスレーブからの応答が返されるまで完了しません。そのため、厳しく順序付けられたアクセスはレイテンシーに影響されやすくなります。よって、Lightweight HPS-to-FPGAブリッジをHPSに含むことで、厳密に順序付けられたアクセスのレイテンシーを低減させます。
ガイドライン: HPSは、HPS-to-FPGAブリッジを介しFPGAメモリーに接続します。
ハードウェア・デザインにHPSからアクセス可能なメモリーがある場合、それをHPS-to-FPGAブリッジに接続する必要があります。Lightweight HPS-to-FPGAブリッジとは異なり、HPS-to-FPGAブリッジは、DMA転送やFPGAメモリーからのMPUソフトウェア実行などのバースト・トラフィックに使用することを目的としています。
ガイドライン: HPSがFPGAロジックのメモリーおよびペリフェラルにアクセスする必要がある場合、HPS-to-FPGAブリッジとLightweight HPS-to-FPGAブリッジを使用します。
FPGAロジックにHPSからアクセス可能なメモリーとペリフェラルが混在する場合、HPS-to-FPGAブリッジとLightweight HPS-to-FPGAブリッジをどちらもデザインに含めることが重要です。ペリフェラル・アクセスは通常レイテンシーに影響されやすいため、これらのアクセスにLightweight HPS-to-FPGAブリッジを使用することで、ほかのバーストアクセスがHPS-to-FPGAブリッジを介してFPGAファブリックに行われる際にスタベーションを防ぎます。複数のHPSマスターがFPGAファブリックに同時にアクセスしている場合、両方のブリッジには並行してアクセス可能なため、ブリッジをどちらも含めることはシステムのパフォーマンス向上にもつながります。