AN 802: インテル® Stratix® 10 SoC デバイスのデザイン・ガイドライン

ID 683117
日付 4/17/2019
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ドキュメント目次

2.3.6. I2Cインターフェイスのデザイン・ガイドライン

ガイドライン: FPGAファブリックを介してI2C信号をルーティングする際は、オープンドレイン・バッファーをインスタンス化します。

FPGAを介しI2C信号をルーティングする場合、HPSからFPGAファブリックへのI2Cピン (i2c*_out_datai2c*_out_clk) はオープンドレインではなく、論理レベルが反転していることに注意してください。よって、論理レベル0をI2Cバスに駆動するには、対応するピンをHighに駆動します。この実装は、それらをトライステート・バッファーの出力イネーブルに直接結び付けるために使用できるので便利です。オープンドレイン・バッファーを実装するには、altiobuffを使用する必要があります。

ガイドライン: プルアップがボードデザインの外部SDAおよびSCL信号に追加されていることを確認します。

I2C信号はオープンドレインであるため、バス上のデバイスがバスをLowに引き下げていない際に、バスを確実にHighに引き上げるためにプルアップが必要です。

図 9. FPGAピンへのI2C配線

ガイドライン: HighおよびLowのクロックカウントが、I2Cインターフェイスの速度に対して正確にコンフィグレーションされていることを確認します。

I2C内部クロックは以下の位置にあります。
  • SDM—125 MHz
  • HPS—100 Mhz
HighおよびLowのクロックカウントのデフォルトの設定は125 MHzにコンフィグレーションされているため、HPS I2CのデフォルトのHighおよびLowクロック想定よりも長くなります。