AN 802: インテル® Stratix® 10 SoC デバイスのデザイン・ガイドライン

ID 683117
日付 4/17/2019
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ドキュメント目次

2.3.1.2.4. SGMIIへの適合

GMII-to-SGMIIアダプターコアを使用し、FPGAトランシーバーI/OピンでGMII HPS EMAC PHY信号をSerial Gigabit Media Independent Interface (SGMII) PHYインターフェイスに適合させることができます。これにはFPGAのロジックとマルチギガビット・トランシーバーI/OまたはソフトCDRモードのLVDS SERDESを使用します。この適合にカスタムロジックをデザインすることは可能ですが、この章ではプラットフォーム・デザイナーのアダプターIPを使用する方法を説明します。

ガイドライン: プラットフォーム・デザイナーで利用可能なGMII-to-SGMIIアダプターIPを使用します。

プラットフォーム・デザイナーでHPSコンポーネントをEMAC 「To FPGA」 I/Oインスタンスにコンフィグレーションし、GMIIをPHYインターフェイス・タイプとして管理インターフェイスとともに選択します。生成されるHPSコンポーネントのGMII信号をプラットフォーム・デザイナーでエクスポートしないでください。代わりに、インテルGMII-to-SGMIIアダプターIPをプラットフォーム・デザイナーのサブシステムに追加し、HPSコンポーネントのGMII信号に接続します。GMII-to-SGMIIアダプターIPは、プラットフォーム・デザイナーのインテル HPS EMACインターフェイス・スプリッターIPを使用し、「emac」 コンジットをHPSコンポーネントから切り離し、GMII-to-SGMIIアダプターで使用します。アダプターIPは、1000BASE-X/SGMII PCS PHY-onlyモード (つまり、ソフトMACコンポーネントなし) でコンフィグレーションされたインテルTriple Speed Ethernet (TSE) MAC IPをインスタンス化します。インテルGMII-to-SGMIIアダプターIPの使用方法に関する詳細は、Embedded Peripherals User Guideを参照ください。

ガイドライン: 1000BASE-X PCSオプションでのTSE MAC IPはトランシーバーI/Oのオプションを提供しなくなったため、FPGAトランシーバーI/Oを使用してSGMII PHYインターフェイスを インテル® Stratix® 10 HPS EMACインスタンスに実装するには、「NONE」をPCS I/Oオプションに選択します。これによりTBIインターフェイスが提供されます。トランシーバーPHY IPは、 インテル® Stratix® 10で個別にインスタンス化および接続する必要があります。