AN 802: インテル® Stratix® 10 SoC デバイスのデザイン・ガイドライン

ID 683117
日付 4/17/2019
Public
ドキュメント目次

5.9.3. ソフトウェア・トレース・ツールの選択

トレースは、パフォーマンスのボトルネックのプロファイリング、クラッシュシナリオのデバッグ、および複雑なケースのデバッグに非常に有効です。トレースの実行には2つの方法があります。

  • 非リアルタイム: トレースデータをシステムメモリー (SDRAMなど) または組み込みトレースバッファーに格納後、システムを停止し、JTAGを介してトレース情報をダウンロードし分析します。
  • リアルタイム: 外部アダプターを使用し、トレースポートからトレースデータをキャプチャーします。ターゲットボードはこのシナリオをサポートしている必要があります。

デバッグツールは通常、エンベデッド・ソフトウェア・プログラムの実行におけるトレースも提供しますが、外部ハードウェアが必要になる場合があります。例えば、SoC EDSで提供される Arm* DS-5* Intel® SoC FPGA Editionは、非リアルタイムおよびリアルタイムのトレースをどちらもサポートします。リアルタイム・トレースに使用する場合は、 Arm* DSTREAMと呼ばれる外部トレースユニットが必要です。

Lauterbach* T32もまた、リアルタイム・トレースに外部ハードウェアが必要です。